3月28日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、ジャーナリスト伊藤詩織氏(32)が自民党の杉田水脈衆院議員(54)を誹謗中傷で訴えた裁判について特集。番組に出演していたフリーアナウンサーの高橋真麻(40)の見解に視聴者から疑問の声が集まっている。

 伊藤氏が、自身を中傷するツイッターの書き込みに「いいね」を押されて名誉を傷つけられたとして、杉田議員を訴えていた裁判。25日の判決で東京地裁は伊藤さんの請求を棄却。「『いいね』自体からは感情の対象や程度を特定することができず、非常に抽象的な表現行為にとどまっている」「『いいね』を押す行為は、社会通念上、許される限度を超える違法な行為と評価することはできない」と指摘した。

 この話題について話を振られた真麻は、「まず、やはり影響力のある杉田議員がこういうことをするのはよくない」と断罪。さらに、「なんでこんなに執拗に伊藤さんを追いかけて、『いいね』100個も押してるんだろう、気持ち悪いなっていう風に思うんですけど」と自身の考えを明かした。

 また、真麻は「『いいね』問題ってすごく難しくて」と切り出し、「骨折しました」という投稿に「いいね」した場合、それは「お大事にね」という気持ちが含まれていると解説。一方、「ツイッターは『いいね』だけしか選択肢がないと、どういう気持ちを込めて『いいね』を推したのかっていうのはやっぱり難しい」としつつ、「今回の杉田議員の『いいね』は普通に考えたら明らかに……って思うんだけど、裁判所の見方だとこういう結果になっちゃうのか、って非常に残念です」と明かしていた。

 しかし、この一連の発言にネット上からは「『気持ち悪い』は誹謗中傷」「それは言い過ぎ」「『いいね』はだめで『気持ち悪い』はOKなの?」といった疑問の声が集まっている。

「今回の判決にはネット上からも賛否両論が集まっており、番組でもMCの坂上忍(54)はじめ、杉田議員の『いいね』の行動に批判的でした。しかし、『気持ち悪い』というのは誹謗中傷に繋がりかねない発言。誹謗中傷を批判する言葉としてはあまりにも不適切だとして、苦言が集まってしまったようです」(芸能ライター)

 誹謗中傷を断ずるはずが、ミイラ取りがミイラになってしまったようだ。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『バイキング』高橋真麻、杉田水脈議員に「気持ち悪い」発言で批判殺到