救いどころがない!?『ミステリと言う勿れ』ストーリー展開に悲鳴が続出
月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の第7話が2月21日に放送された。
第7話は、ライカ(門脇麦・29)に導かれて、久能整(菅田将暉・29)は奇妙な放火殺人事件を調べ始めた。すると、放火された住居の家族は、親が死亡し子供だけが助かっており――というストーリーが描かれた。
第7話は、第6話から描かれてきた“炎の天使”編の完結編。整が独自に調べた結果、病院で下戸陸太(岡山天音・27)も放火による火災で両親を亡くしたこと、虐待されている子どもがあるマークを描くと、“炎の天使”がやって来て家を燃やし、親を殺してくれることを知っていたが、ある日陸太に倉庫に呼び出されて襲われてしまう。隙をついて形勢逆転に成功した整は、陸太が「先輩」と慕う人物に会わせてほしいと頼み、香音人(早乙女太一・30)の自宅に行くことになった。
香音人は炎がいかに自分たちを救ってくれたかを語っていたが、その中で、救ってあげた子どもたちがその後全員幸せになっているわけではなく、葛藤と戦い、苦しんでいることを明かす。香音人が「僕は天使をやめる」と言い出し、それを陸太が止めていると、整は陸太に「香音人さんはもうやめたいと言った。でも陸さんはやめたくなかった。だから陸さん、あなたは香音人さんを殺したんですか?」と突きつけた。
実は陸太は誤解からすでに香音人を殺しており、ショックでそれを忘れた陸太はひとりでずっと香音人を演じていたことが判明。陸太は泣きながら、「何で俺 香音人さんを……」と困惑しつつ、「俺、死刑になんのかな? それはいいけど何したらいいんだろうな、その日まで。一人で……何したら……」と呟いていた。
この展開に視聴者からは、「イヤミス過ぎる」「救いどころがまったくない」「悲しすぎる」という声が集まっている。
「陸太も虐待家庭のサバイバーで、香音人に家を燃やしてもらって救ってもらい、以来ずっと香音人を慕って共に行動してきました。しかし、トラウマから赤いものが見られず、陸太にアップルパイを食べさせたいと思い、リンゴを剥いていた香音人に対し、“要らなくなった自分への嫌がらせ”と勘違い。一番の恩人を自ら殺し、孤独に苛まれ、ひとりで香音人を演じていたという悲しすぎるストーリーでした。後味が悪いミステリーのジャンルを『イヤミス』といいますが、今回はまさにそれに当てはまったようです」(芸能ライター)
ミステリーとして優れている作品なだけに、さまざまな声が集まっていた。