11月17日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で放送された、炎上必至のはずの説に、視聴者から意外な反応が集まっている。

 この日放送されたのは、「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」。宝さがし番組を装って呼び出した芸人を落とし穴に落として、スタッフが全く助けに行かなかった場合、どういう反応をするのか検証するという企画で、MCのダウンタウン・松本人志(58)すら「正気じゃないのはここのスタッフ」と戦慄していた。

 ターゲットとなったのは、お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダル(36)、ニッポンの社長のケツ(31)、蛙亭の中野周平(31)、お笑い芸人のチャンス大城(46)、お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘(44)。落とし穴は人が寄り付かない森の中にあり、高さは自力では到底登れない3.3メートルとのことだった。

 また、ニセ番組は芸人のスタートの位置がバラバラなため、スタッフも忘れやすいという設定。さらに穴自体にも2010年のバラエティ番組で作られたものが埋め忘れられてそのまま残っているという設定で古い台本を穴に落としておき、芸人にさらなる絶望を味わわせるというものになっていた。

「『水曜日のダウンタウン』らしい、芸人に危険がある悪質ドッキリで、放送途中まで視聴者からは『本当悪趣味』『ひどいな』『可哀想』というブーイングも少なからず聞かれてきました。参加している芸人も喉の渇きなどを始終訴えたりなどしており過酷な状況で、やり過ぎ感が始終指摘されていました」(芸能ライター)

 しかし、放送後、視聴者からの反応が一変することに。注目を集めたのはパンサー尾形の行動。他のターゲットたちは一度は脱出を試みたものの、当然穴から出ることはできず。そんな中、尾形は服を全て脱いでひも状に繋げ、着けていたヘルメットを重りにして外にあるロープと繋げるなどファインプレーを見せていた。ひもは何度も外れたものの、尾形は諦めず。最終的に服のチャックを使って壁を崩して足場を作り、何度も何度も落ちながら壁を上り、唯一自力で穴からの脱出を行っていました。

「これにはネットからも『まさかの感動した』『すごすぎる…』『かっこよすぎる』といった絶賛が殺到。悪趣味企画が一転、驚きの感動仕立てとなっていたことへの驚きの声が集まっていました。尾形の好感度も急上昇しており、番組としても尾形の頑張りのおかげで想定外の結果となったといえるでしょう」(同)

 7時間以上かけて無事穴から脱出した尾形。誰もが感動するドッキリとなっていた。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『水曜日のダウンタウン』落とし穴放置ネタに「感動した」の声が続出