杉咲花(24)が主演を務めるドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系)。10月28日に放送された第4話の世帯平均視聴率は8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったが、バイト描写に「リアルすぎて心が痛い」「見ててヒヤヒヤする」と悲鳴が上がった。

 同ドラマは、色と光がぼんやりわかる程度の弱視の主人公・赤座ユキコ(杉咲)とユキコに一目ぼれした不良少年・黒川森生(杉野遥亮・26)による“新世代ラブコメディー”。

 第4話では、レンタルビデオ店で働き始めた森生に触発され、「私にも何かできることがあるかも」と思ってバイトすることを決意したユキコ。最初のバイトの面接は落ちてしまったが、盲学校の先生から視覚障害者がバイトをするのはハードルが高いからこそ「これがやりたい!」というパワーが必要だとアドバイスされる。その後、盲学校の友人・紫村空(田辺桃子・22)とよく行く、ユキコが大好きなバーガーショップ『BBバーガー』の面接を受ける。

 すると、ユキコの「やる気」を買った店長の茶尾(古川雄大・34)は即採用。しかし、社員の紅林(吉住・31)から指導を受けたものの、初日は忙しい厨房で人にぶつかったり紙コップをばらまいてしまったりと何もできずに終わってしまう。そんな中、バイトが急遽休んだため、ユキコが1人でポテトフライを担当することに。そして失敗を繰り返しながらも奮闘する……という内容だった。

 だが、視聴者からは「ファストフード店なんて普通でもハードル高いよ」「視覚障害の子に油を扱わせるなんて危ない。火傷しそうでヒヤヒヤする」「障害のある人を雇っておいて、社員に指導を丸投げの店長とかダメすぎる」「もっと落ち着いてできる接客業とかがよかったのでは?」と、ユキコが選んだバイト先に疑問の声が噴出した。

「今回描かれたファストフード店は、狭い厨房に多くのスタッフが在中しており、目が見えていても人とぶつからずに通るのは難しいところ。そのうえ、モノの置き場所やたくさんの調理工程を覚えなければならず、通常でも新人がスムーズに仕事をこなせるようになるには時間がかかると思われます。物語の最後で、“ユキコを雇うことによってスタッフのみんながハッピーになる”というメリットがあったことがわかったのですが、『もっとほかに向いているバイト先があるはず』と感じた視聴者は多かったようです」(芸能ライター)

 とはいえ、今回は視覚障害のあるユキコが「働ける場所」ではなく「働きたい場所」でバイトをすることに意味があったのではないだろうか。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『恋です!』視覚障害者のバイト描写に疑問の声が続出「ヒヤヒヤする」「ハードル高い」