坂上忍『バイキング』著名人のPTSD公表を「逃げの一手」指摘で批判殺到
10月18日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)でのMCの坂上忍(54)の発言が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対し誤解を招くとして非難の声が多数上がっている。
問題となっているのは、タレントでグラビアアイドルの熊田曜子(39)と夫との間の騒動を取り上げている際の一幕。熊田には不倫疑惑が持ち上がっているが、熊田は夫からのDVを訴え。10月15日には熊田に対する暴行の罪に問われている夫の初公判が行われたが、夫は起訴内容を否認し、無罪を主張している。
熊田側は夫からの暴行により、6月に医師から「PTSD」と診断されたとしているが、これについて坂上は「僕、前から思っていて、最近PTSDっていうのがすごく出てきていて」と、木下富美子東京都議会(55)がPTSDになったことや、テニスの大坂なおみ選手(24)が鬱を公表したこと、さらには秋篠宮家長女の眞子さま(29)が複雑性PTSDを発表したことに言及した。
坂上は「心の病は大変です。苦しんでいる人がいます」としながらも、「政治家のときにはそれを言いやすいから、みんな言う。政治家はそれを逃げの手として使ってるんじゃないのか」と指摘。「そうすると、本当にPTSDで苦しんでる人が辛くなっちゃうんじゃないですか?追い込むことになりませんか?」と呼びかけた。
さらに坂上は、「報じる側としても、いろいろなところではっきりさせないと」と言い、医師側に対しPTSDのレベルを付けるべきだと提案。「ストレス社会になって何年も経つわけだから。じゃあPTSDじゃない人なんているんですか? って話にもなってくる」と持論を展開していた。
しかし、この一連の発言に視聴者からは、「素人が安易なこと言うなよ…」「PTSDの病名で茶化さないで」「大半の人はPTSDではない」「そもそも疑うって発想がアウト」といった批判が相次いでいる。
「坂上は、批判が相次いだ人が『PTSD』と公表することにより批判を避けようとしていると主張。それを『逃げの手』としていましたが、批判されるべきことをしたことと、PTSDになるかならないかは全く別の話。PTSDを詐称する人がいるとテレビで発信すること自体、PTSDで苦しんでいる人が周囲にあらぬ誤解をかけられる原因につながりかねません。坂上の主張には多くの批判が集まっています」(芸能ライター)
坂上の発言こそが病気で苦しんでいる人をさらに苦しめることになると、気づく日は来るのだろうか。