5月14日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)における、お笑いタレントの有吉弘行(46)のある毒舌に視聴者から称賛が集まっている。

 ことの発端となったのは、「業務用」と謳う洗剤が、業者が使うほど性能のいいものとは限らないという話題から、「一番いい洗剤は死体清掃業者に教えてもらうのがいい」という結論に達してからの話題。有吉は「よくあるじゃん。マンションとかでもさ、『ここ人死んでるのよ』とかさ」と切り出し、「いや、どこだって死んでらぁ!バカ!」と鋭く指摘した。

 これにマツコ・デラックス(48)が「気にしてたらきりがない」と同意すると、有吉はヒートアップし「で、アホがまた言うのよ。『この世に未練があったんですよ』って。ないヤツいねえんだよ、バカ!」と暴言。これにマツコが爆笑しながら、「やっぱり死ぬ時ってこの世に未練あって死ぬのかな?」と疑問を吐露すると、有吉は「そりゃそうでしょ」と言い、「フルコース食べたあとに死ぬわけじゃないんだからさ。フルコース食べたあとだって、お茶ちょうだい……』って」と指摘していた。

 しかし有吉の勢いはまだ止まらず、「未練なく死ぬ人なんてほとんどいないのにさ、(霊能者が)『あの人は未練があったからここにちょっと怨念が残ってますね』って、バカなこと言うな!」と苦言を呈すと、「いいかげんなこと言うな!広島なめんなよ!っていう」と、自身の出身地である広島県を挙げ、「どんだけ大変な人が未練残したまま死んでんだって話でしょうよって」と話していた。

 この有吉の言葉に視聴者からは、「広島人として泣けた」「毒舌は毒舌でも、こういう言葉は素晴らしいと思う」「広島も長崎も沖縄も、空襲あったところはみんなそうだよね」という賛同が寄せられていた。

「有吉が指していたのは、明らかに原爆で亡くなった方の話。原爆投下により広島では約14万人が亡くなっており、人ひとり亡くなったアパートの一室が“事故物件”と呼ばれているのに、広島など、大勢の人が亡くなった場所に触れないのは確かに霊能者の矛盾。そのことで多くの同意の声が集まったようです。また、広島出身者として、この話題で咄嗟に地元の原爆被害の話を出したことについて感心する声や、『見直した』などの声もありました」(芸能ライター)

 鋭すぎる有吉の毒舌には賛否が集まることもあるが、今回は称賛の声ばかりが集まっていた。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 有吉弘行、「広島なめんな!」霊能者ディスに視聴者が喝采