『深イイ話』加藤茶、親友・志村けんさんへの思い吐露に「涙止まらん」の声
4月19日に放送された『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に、加藤茶(78)が出演。昨年、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村けんさん(享年70)についての思いを語った。
人生で泣いたのは「おふくろが亡くなった時と志村が亡くなった時」の2回だと語る加藤。「やっぱり一番の相方が亡くなるわけだから、これは辛いわ。いつでも志村がいた。冗談いうと殴ってくれたり、お互いに冗談言い合ったり殴ったり。一緒にネタを考えたり、失敗すると一緒に酒を飲んだり。その友達がいなくなっていくのは辛いわ」と思いを吐露し、「無二の親友。自分の中に志村がどれだけ大事だったんだろうって、その気持ちがすげぇある」と、志村けんさんへ想いを馳せた。
ザ・ドリフターズの付き人からメンバー入りを果たした志村さんは、メンバーの中で最年少。加藤は「俺たちより一番年下の志村が逝ったのが一番ショックだった。これから色んなことできるぞというときにコロナで亡くなってしまって……」と悔やみ、「まだお別れの会もしてないし、だから志村本人が、自分が死んだこと分かってないんじゃないかと思うよ。いまだにネタを考えたりしているんじゃないかと思う」と語った。
スタッフから一番思い入れのあるネタについて問われると、悩みながらも「全部そうなんだけど、あえて言うと“階段落ちコント”かな」と回答。「どんなにボケようが(志村が)必ずツッコんでくれた。もう安心してボケられる」「ツーって言えばカーって言う相方が亡くなったことが勿体ないなって思う」と心の内を明かし、「普通だったらでっかい斎場に集まってもらって、送ってもらうのが通常。それもできてないので、盛大にやってあげたいよね」と語った。
そんな加藤は「残念とばかり言っていられないし、今度はやっぱり自分たちがドリフターズの笑いをお客さんに見せていかなきゃいけない」と、現役で舞台に立つため週に1回2時間のトレーニングを欠かさない。「これを見て、加藤がやってんなら私もできるなって思ってもらえたら」と自分の行動が誰かの励みになるならコメント。さらに「高木さんを見てるといける気がする。100歳までいける気がする」と、ザ・ドリフターズのメンバーで加藤より10歳年上の高木ブー(88)の名前を出し、100歳まで生涯現役を貫きたいとの思いを語った。
「加藤の思いを聞いた視聴者からは『加藤さん素敵。舞台頑張って欲しいです。志村さんの分まで長生きしてください!』『加トちゃんの志村さんへの想い、沁みるなぁ…』『加藤さんの言葉で涙止まらん』などの声が集まっていました」(芸能ライター)
志村さんの死から早1年だが、いまだに多くの人々の心の中に生き続けているようだ。