マツコの英断?『知らない世界』総集編の放送決断に称賛の声相次ぐ
1月26日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)のテーマは「人生を捧げた超マニアな芸能人SP」。2011年の放送開始以来、MCのマツコ・デラックス(48)が500名以上の「案内人」を迎えてきた同番組だが、今回の放送では過去に出演した芸能人の案内人を振り返ることに。
全27名の芸能人のなかから楠田枝里子(69)の「チョコレートの世界」、DEENのボーカル・池森修一(51)の「蕎麦の世界」、HY・仲宗根泉(37)の「失恋ソングの世界」、さかなクン(45)の「美味しい魚の世界」、そして風吹ジュン(68)による「中国茶の世界」がピックアップされた。2015年に登場したさかなクンから2019年の仲宗根の放送まで、各年からまんべんなく放送回が選ばれ、「さかなクン、この頃はまだ知名度そんなになかったよな。懐かしい」「マツコのファッションとメイクから、当時の流行がわかる」と、視聴者からは懐かしむ声が。しかし、その一方で「『知らない世界』また総集編?この間もそうじゃなかった?」「マツコ総集編ばっかりで、もう番組にやる気ないんじゃないかな」と、番組の方向性やマツコの姿勢に疑問の声が上がっていた。
それもそのはず。2021年に入ってから同番組はわずか3回しか放送されていないが、総集編は1月12日に放送された「おうちあったかグルメ&ディズニーソングの世界」に続いて今回が2回目。「多すぎる」と感じる視聴者がいても無理はないはずだ。
しかし、この回が放送された26日、2回目の緊急事態宣言が発令された東京で、一般人のゲストを迎えて撮影をすることにリスクを感じたマツコは、同番組と『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)の2番組の収録をストップしていたと判明。取材を行った記者に対しては「美談にするなら記事にしないでください。一般の方にご出演いただく収録をやめているのは、この状況下では当然のことなので、美談でも何でもありません」と、いつものマツコ節で語っていた。この発言をネットユーザーは「「美談にするな」この言葉響くなぁ…」「美談にはしたくないけど、素晴らしい。マスコミ関係の人たちは今一度考えてほしい」「マツコかっこええなあ」と絶賛。
「一般人には外出自粛を訴える一方で、自分たちは好き勝手に撮影しているマスコミへのフラストレーションもあって、マツコを支持する声が多く見られました」(芸能ライター)
『知らない世界』の総集編放送は、マツコの英断だったようだ。