暴れる“新成人”報道『とくダネ』カズレーザーのド正論に視聴者喝采
1月12日放送の『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)のある一幕が視聴者の間で話題になっている。
この日、番組では前日の「成人の日」や、先駆けて11日に行われた各地の成人式について特集。コロナ禍の影響もあり、中止やオンライン開催という対応を取った自治体もあったものの、感染対策をした上で行った自治体も多くあった。
そんな中、ごく一部の新成人は酒瓶を回し飲みしたり、踊ったりまわったりなどし、騒動に。警察が出動し、もみ合いになったことも報じられている。
この様子にメインキャスターの小倉智昭(73)は「毎年、成人式の直後には一部若者の常軌を逸した姿を取り上げるんですが」と、この一部新成人の騒ぎが毎年行われ、毎年『とくダネ!』でも報じていることに言及。「かといって、そのニュースが抑止力になるでもなく、私はいつもこれ放送しながら、われわれの力ってなんなんだろう、やっぱりないのかなって思ってしまうんですよね」と脱力感を吐露した。
また、「同じように緊急事態宣言の中の行楽地に結構人出がいる。それ放送するじゃないですか。でも減らないですよね。われわれのポジションって力がないってことなんだろうかね。ただ伝えればいいんだろうかね」と話していたが、話を振られたお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー(36)は「ただこれ、もちろん新成人なんですけど、成人式のくくりで報道するのは違うと思うんですよ」と反論した。
その理由についてカズレーザーは「この人たちは、ある一定数の人がいれば、絶対に一定数いる愚か者だと思うんですよね」と、成人式に限らず、人が多く集まる場所では必ず騒ぐ性質の人だと指摘。「成人の日だから暴れているのではなくて、成人式を全部中止しても、この人たちは多分、集まって暴れると思う」と持論を展開し、小倉が感じた無力感についても、「どうせこのニュースも、この人たちは見ていないし。届かないんだから、あまり報道する意味がないんですよね」と話していた。
「この発言に小倉は感銘を受けたように、『放送しなくていっか!』と納得していましたが、視聴者からも、『ド正論で笑った』『抑止力のつもりで報道するのは確かに意味がない』『完全に小倉ねじ伏せてたな』といった声が集まっていました。抑止力のつもりで報じていた小倉に対し、暗に抑止力としては役立たないとバッサリ斬ったカズレーザーに、爽快さを感じた視聴者も多かったようです」(芸能ライター)
もはや成人式で騒ぐ新成人は風物詩となっているのかもしれない。