『バイキング』おぎやはぎ、時短要請の罰則を一刀両断「本当に卑劣」「独裁者のやること」
1月6日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、首都圏を中心に発令される予定の緊急事態宣言を特集。特に今回は、特措法改正によって、時短営業要請に従わない店舗の「店名公表」や「罰則」が与えられる可能性もある。
菅義偉首相(72)は、4日の会見で給付金と罰則をセットにし、緊急事態宣言の実効性を高めたいとの考えを示し、5日の会見では加藤勝信官房長官(65)も特措法の改正によって店名公表ができるように検討していると明かした。
改正されれば、指示に従わない飲食店名を公表できるようになるが、すでに多くの店舗が経営悪化していることもあり「生活を守りたいだけなのに、自粛しないと公表してお店にダメージを与えるのはずるい」と不満の声もあがっている。
これに、お笑いタレントのカンニング竹山(49)は「(補償とセットは)当然ですよね。共産党じゃないんだから、気持ち悪い」とバッサリ。さらに「店を閉めても生活できる分だけのお金を与えてるんだったら、罰則はきくと思う。そうじゃないのに(通常の営業を)やめろっていうのはダメ」と苦言。店名を公表すると一般市民による“自粛警察”の風潮も激しくなると予想できるため、「自粛警察にも罰則を与えるところまでやってくれないと気持ち悪い国になる」と意見を述べた。
また、お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼(49)も「公表に関しては本当に卑劣」「言葉悪くしたら『名前晒すぞ、コラ』って言ってるんでしょ?超怖くないっすか、これ」とコメント。相方の小木博明(49)も「独裁者のやることだなと思います」「とうとう日本もここまで来たなっていう……恐怖を感じますよね」と、語った。
「昨年、緊急事態宣言が出たときは“自粛警察”と呼ばれる一般人の嫌がらせが問題になりましたが、これについて坂上忍(53)は『政府のやり方に、自粛警察じゃないけど、乗っかって“自分が100%正義”って人が出てくるのもの怖い』と危惧。
矢作も『(政府が店名を)晒して、あとは周りの人に責めさせる作戦でしょ?めちゃくちゃ怖いよ』と苦言を呈していましたが、視聴者からも『自粛警察が一番タチ悪いからな』『店名だけ言って、あとは自粛警察まかせ……ってマジで怖いな』『今の政府がやってることって、自粛警察の餌食にするぞ!ってことでしょ。酷いよ』との声があがっていました」(芸能ライター)
第一波では、自粛要請をきちんと守っていても被害に遭う店舗があったが、政府が店名を公表するとなると、ますます自粛警察の動きが強まる可能性もある。コロナから身を守ることはもちろんだが、正義を振りかざして攻撃をする人たちにもしっかりと警報を鳴らしてほしいものだ。