7月18日に、自宅のクローゼット内で首をつって亡くなっているのが発見された俳優の三浦春馬(30)。20日に放送された朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、自殺した理由をめぐり番組独自で取材を行った様子が放送されたが、ネット上で「胸クソ悪い」「自宅前を映したり、関係者を取材したりやめて」「こういう取材してほしくなかった」と批判の声があがっている。


 特集では、『スッキリ』が独自に取材を行ったという親友や恩師が登場。三浦が15年前にサーファーの役を演じたことがきっかけで、サーフィンの指導を行ったという人物や子役時代から親交があるという俳優の松永一哉(32)に、三浦の最近の様子を取材した。


「リモート取材を行っていた阿部祐二リポーターは、三浦の悩みや近況を聞き出していました。松永が、三浦が亡くなる前日にLINEを送ったと明かした際には『で、既読にならないと「おかしいな」とかそんなに思わないですかね?』『(亡くなったのが)わかったのが午後1時くらいですから、直前ですね』と、淡々と取材を行っていた印象です。


 しかし、一部のネットニュースでは、『遺書が見つかった』『数年前からお酒の量が増えていた』『SNSで誹謗中傷されていた』という報道が伝えられていますが、どれも憶測の域を超えていません。しかも、誰もが前兆を感じていなかった中での突然の訃報だったため、三浦の芸能界関係者はもちろんのこと、世間もまだ三浦の死を受け入れられていない状態。


 そんな中で、三浦の死の原因を探るような愚行にSNS上では『こういう取材でペラペラしゃべるやつもどうかしてる』『胸クソ悪い』『憤り感じる』『電話取材、尋問みたいでひどいな』『原因究明するようなことはやめてほしい。なぜ?とかどうして?とかは追及する必要ない』と怒りの声があがっています。確かに、今回の取材は訃報を知ってショックを受けている人への配慮が欠けているように感じました」(スポーツ紙記者)


 一方、スタジオで解説していた芸能リポーターの井上公造氏は、現段階で三浦が3年前からお酒の量が増えていたという報道に関しては「そういう話を語ってくれた人は誰もいない」と否定。遺書に関しても、「僕の中では裏づけはとれていない」と明言を避けている。


 すでに本人の口から語ることができない今、三浦の心の内を知ることは難しい。「才能ある若者がなぜ死を選ばなければならなかったのか」と悔やみたい気持ちを抱えている人は多くいるだろうが、真相を明らかにするよりも安らかに眠りにつけるようにそっと見守るほうが、残された人たちと彼のためなのではないだろうか。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 三浦春馬さんの私生活を暴く『スッキリ』に批判殺到「胸クソ悪い」「憤り感じる」