歌手の島谷ひとみ(39)が新型コロナウイルスによる東京都民への偏見について苦言を呈した。


 世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。東京では現在、毎日多くの感染者が報告されているが、島谷は7日にインスタグラムを更新し、「東京の人=コロナという考えはやめましょう」と、東京都民に対する偏見に苦言。「気持ちはわかります。みんな同じ。ただ、軽く簡単に口に出すのはやめましょう。傷つきます」と明かした。


 現在、一部ネット上から「東京の人に地方へ来てほしくない」という声が聞かれているが、島谷は「それぞれに対策を取ったり、考え行動し、そこに知恵を振り絞って生きている人が沢山いるんだよ」と訴えつつ、自身もそういった言葉を掛けられたことを告白。「どこにいても、すぐそこにコロナウィルスがいると思って行動するよう心がけましょう」と呼びかけ、ハッシュタグでは「コロナ差別を無くそう」と記していた。


 この投稿に島谷の元には、「今は1人1人が道徳心を持って行動するべきですね」「どこに住んでても安心と言う言葉はないですよね」という賛同の声が集まっていたが、一方では、「実際、東京から地方にコロナを拡大しているんですが…?」「それはあなたが地方に行ったり行こうとしたから言われたんじゃないですか?全員が自分が感染者だと思って行動すべきだと思います」「傷つく、ならまだいいじゃん!東京からの帰省のせいで感染した人も実際います」という批判的な声も多く集まっていた。


 “コロナ疎開”という言葉もある通り、東京の人がリモートワークや休校を利用して地方の実家などに身を寄せるケースは多く見られる。島谷の差別だけをなくそうという訴えには多くの人が困惑してしまっていた。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 「傷つきます」島谷ひとみ、新型コロナで都民への偏見に苦言も賛否の声