爆笑問題の太田光(53)が8月12日放送の『サンデー・ジャポン』( TBS系)の中で、『週刊新潮』(8月7日発売/新潮社)が報じた自身の「日大芸術学部裏口入学疑惑」について改めて否定、「ヤクザ(裏口を斡旋したとされる人物)を俺の前に連れてこい!」と噛みついた。


 同誌は、「太田光を日大に裏口入学させた父の溺愛」と題し、太田の父(故人)が暴力団関係者を通して「裏口入学ネットワーク」に800万円を渡して、息子を合格させたと伝えている。


 たかだか、と言っては失礼だが30年以上も前の日大試験である。青筋を立てて怒っているのは太田だけで、多くの視聴者にとってはどうでもいい、”然もありなん”な出来事だったのではないだろうか。


 芸人ならシャレの一つでも言って、済ませてほしいところ。ビートたけし(71)や立川談志ならネタにこそすれ、反論は無粋と去なしたのではないか。だが、太田は8日放送のラジオ番組『JUNK爆笑問題カーボーイ』( TBSラジオ)の中でも「(裏口は)絶対やってない」「俺は地頭はいいんだ」と記事を50分にわたり、真っ向から否定。さらに、所属事務所タイタンの社長でもある光代夫人(54)が「訴訟の準備をしています」とSNSでつぶやき、さらに問題をややこしくした。


 これにはSNSメディアや掲示板でも「訴えるってカッコ悪いな。ネタにできたんだから」「芸人として打たれ弱すぎるだろ。ガラスのメンタル。松本人志(54)に土下座した噂を思い出した」と太田の姿勢を非難する声も上がっていた。


 また「”裏口あった”と書かれた日大が訴えない時点で察しがつく」「今にして思えば、父ちゃんが800万で話を付けて、合格が決まってるからイイ気になって他の受験生を見下してからかったり騒いだりしてたわけだ。東京医大に裏口入学決まった官僚の息子が『あー俺らって世界一幸せな受験生だわ』ってツイートしたりセブ島で遊んでるのと同じ“テンション”だよね」などと、裏口入学を信じる見方も上がっていた。







■「裏口してない、なぜ信じない?」必死弁解も安倍批判「悪魔の証明」ブーメラン


 太田は「なぜ斡旋した奴の話を信頼して、 やっていないと言ってる俺の言い分を信じないのか!」と憤りを見せる。だが、この問題、当事者は太田ではなく父(故人)である。太田のあずかり知らぬところで「裏口」は起こっている。しかも三十年以上前のことゆえ、入学試験関係者も詳細を証明しようがない。


 さらに、太田の発言を検証するネット有志たちは、2000年3月2日放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で「(日芸入試は)裏口だもん」とうそぶく言葉まで発掘している。


 太田は、この問題が自身のモリカケ問題における「安倍首相追及」と同様であることに気がついているのだろうか。「~していないこと」や「~が存在しないこと」といった、事実の不存在は”悪魔の証明”と呼ばれ、立証がほぼ不可能なのだ。舌鋒鋭く安倍首相のモリカケ関与を批判していた自身の言葉が、いま己にブーメランとなって襲いかかっている。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 爆笑問題・太田光、裏口入学を完全否定も”打たれ弱さ”が露呈した「ガラスのメンタル」