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前回、天馬から桃乃園学院への転校を勧められていた音だが、「天馬くんに守ってばかりの自分では、天馬くんと向き合えない」という理由で転校を延期することに。一方、音にふられて落ち込んでいた晴は、「オレも前に進まねえとな」と気持ちを切り替え、「彼女(仮)」にしてほしいというメグリンの要求を承諾。そして、音とは「友だちとしてこれからもよろしく」と握手を交わすのだった。
ある日、メグリンは、晴のために英徳学園が団結できるよう、自らの誕生パーティを企画。一方、音はその日に天馬の両親との食事会に向かうことに。天馬の両親は、音が桃乃園への転校を延期したことに不信感を抱き、食事会で「音が天馬の婚約者としてふさわしいか」を見極めようとしていた。ところが、当日、英徳学園に「パーティを中止せよ」という脅迫状が届く。パーティ会場内に犯人がまぎれていることに気付いた音は、大切な食事会へ向かわず、英徳学園に向かって走り出すのだった……。
前回、前々回と音と晴のコミカルな掛け合いのシーンがなかったが、今回は、音と天馬の映画デートにメグリンと晴が合流するシーンがあり、隣同士に座る音と晴が、同じタイミングで笑い、泣くという展開があった。そこで晴が手にしていたポップコーンを派手にぶちまけるシーンがあり、Twitterではその動画が「かわいすぎる」「ツボすぎ」「爆笑」「ほほえましい」と多数出回っていた。そのあとにかき氷を食べるシーンでも、音と晴が盛り上がり、「2人のやりとりが見れてすごくうれしい」「やっぱりこの2人だな」と話題に。
一方で、本来は音と天馬、晴とメグリンのデートのはずが、音と晴の仲がよすぎて置いてけぼり状態の天馬とメグリンに同情の声も少なからずあった。それでも、音は晴への気持ちを認めず。そればかりか今回は、これまで音を思い続けていた晴までメグリンと正式に付き合うことを決心してしまう。天馬もメグリンも優しく一途なキャラクターだけに、この先、音と晴が気持ちを翻したとすると、かなりイメージが悪くなってしまう。
音と晴を応援しているファンも、「音と晴がメインなはずなのにイライラする」「音と晴の周囲の振り回し方に納得いかない」「展開が腑に落ちなさすぎて眠れない」「音はいろんな人を振り回しすぎ」「音のイメージが悪い。メグリンがヒロインみたい」「天馬くんがかわいそう」と、若干引き気味のようだ。
残り数回となった『花のち晴れ』。ここからどうやって音と晴の恋が成就するのか、あるいは成就しないのか。みんながハッピーになれる終わり方はあるのか、多くのファンが不安に思っているよう。脚本家の吉田恵里香氏は、自身の公式Twitterでファンからのメッセージにリプライする形で、「音、晴はもちろん他の人物にも祝福できて明るい未来が訪れるように誠意を持って脚本を作っています。見て良かったと思ってもらえるドラマにするべく頑張りますので最終話までご覧いただけたら嬉しいです」(5月29日)と語っている。視聴率もアップし、平野が好演しているだけに、後味が悪くならない展開を望みたい。
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