残業する日のコーヒーの飲み方に要注意!鉄則は「寝る7時間前まで」

「朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる」(著:馬渕知子)より


コーヒーの覚醒効果できつい残業を乗り切るには?



みなさんは、どうしても避けられない残業があった場合、どちらのコーヒーの飲み方が効果的だと思いますか?



  • 夕方、残業前にコーヒーを1杯

  • 残業中の眠気覚ましにコーヒーをがぶ飲み


一流のビジネスマンならば、残業前に1杯のコーヒーを飲むのが正解です。ではなぜ、残業前の1杯のみで済ませるのが良いのでしょう?夜コーヒーの危険とともに紹介していきます。


                                                                                          


夜コーヒーは翌日のコンディションに響く



仕事は「点」ではなく「面」で考えてこそ、この先の成功への道が開かれるものです。その日1日を、あるいは1つのプロジェクトを終わらせるためだけに働いていたら、それまでです。その時の達成感はあっても、それ以上の結果は最終的には得られません。


残業中のコーヒー頼りも典型的な「点」パターン。その仕事を終わらせるためだけにコーヒーの覚醒作用にすがっているだけで、明日以降のことをまったく考えていない最悪のパターンです。


理由は、コーヒーの覚醒作用の「持続時間」にあります。一般的には4~5 時間とされ、人によっては8時間以上もその作用を発揮するとさえ言われています。つまり、残業中にコーヒーを飲み続けて帰宅した場合、体は疲れて早く寝たいのに頭は覚醒して寝付けないという不眠症の症状を招きかねないということです。


 


能力を発揮するために睡眠は重要



脳の休養に必要な睡眠時間は眠りの質によっても異なりますが、十 分な睡眠が得られなければ、能力を最大限に発揮することは難しいでしょう。


また、コーヒーの覚醒作用を使って一時的に残業を乗り切ったとしても、翌 日のパフォーマンスは下がる一方。判断能力の低下や会議中の居眠りを招く原 因となります。これでは生産性も上がらず、結局また残業して追いつく……というような悪循環に陥ってしまいます。


ここまででコーヒーの活用には、時間計算も必須だとこれでお分かりいただけたでしょう。仕事のパフォーマンスを下げないためにも、これはしっかりと覚えておいてほしいポイントです。


 


睡眠を妨げないよう、夜コーヒーは「寝る7時間前まで」



コーヒーの正しい飲み方について、まとめてみましょう。


まず、残業中のコーヒーは避けましょう。そして、夕方以降にコーヒーを飲 む場合、あるいは飲みたくなったときには、「就寝予定時刻の7時間前まで」を徹底すること。


もちろん個人差はありますが、それ以降のカフェイン摂取は、睡眠に影響を与え、次の日の生産性を下げる原因になるので注意が必要です。それでも夜遅くにどうしてもコーヒーが飲みたくなってしまったら、カフェ インレスという選択肢もあります。水を使ったカフェイン除去では、カフェイ ンと同時に健康に役立つクロロゲン酸も約50 %ダウンしてしまうので、豆に負担を掛けない二酸化炭素抽出法を用いたものがおすすめです。


コーヒーは、覚醒作用のほか、記憶力向上、リラックス効果、ダイエット作用など、非常にメリットの多い飲み物です。しかし一歩間違えば、仕事の不調やパフォーマンスを下げてしまう、表裏一体的な飲み物でもあります。


そんなコーヒーを使い分けるカギは「時間」。先にも少し触れましたが、これを知らずにただなんとなくコーヒーを飲んでいるとしたら、非常にもったいないことです。


 


コーヒーはいつ、どのタイミングで飲むのかを知っておく



コーヒーをいつどこで飲むのか、それによって人生に差が出るのです。夜に飲むコーヒーは睡眠の質を下げ、結果仕事のパフォーマンスを下げてしまいます。このような事態を避けるために、残業がある日もがぶ飲みはせず、1杯でとどめておくのが理想です。


コーヒーを美味しく楽しみながら、しかし、その効果を計画的に活用する。これが「賢い飲み方」の基本と言えるでしょう。一流のビジネスマンになるためにも、ぜひ覚えておいてください。


 









『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』

(クロスメディア・パブリッシング)





情報提供元: BUSINESS LIFE
記事名:「 残業する日のコーヒーの飲み方に要注意!鉄則は「寝る7時間前まで」
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