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髪の生え際が後退し、まるで“M”のように見えるM字と、頭のてっぺんが薄くなるO型。どちらにも共通して言えることは、「しっかりと薄い部分と髪の毛がある部分の極端な濃淡の差がないことがカッコ良く決まるポイントになる」と草野氏。
《M字型薄毛》ニューヨークバーバースタイル
《O型薄毛》しっかりとかかっているパーマスタイル
オーダー時にワイルド系や、
また、上記2つのスタイル以外にやりたい髪型が決まっているのであれば、イメージ写真
1日に何人もの人を担当する草野氏だが、薄毛隠しは瞬時にわかってしまうらしい。“前髪だけ長い”“重力に逆らった髪の流れ”など、違和感を感じるという。やはり美容師の目は誤魔化せないのだ。また、そんな人を見ると「早くどうにかして気づかせたい」という気持ちになるという。それは同情とかではなく、薄毛でもかっこいいスタイルをご提案できるが故に、“もったいない”という気持ちが強くなるらしい。ましてや、無理やり感や必死さが不衛生、おじさん、疲れている、だらしがないといったマイナス印象につながりやすいからこそ、似合う髪型を提案したくなるんだとか。
もし、自分で薄毛隠しが難しいという人は無駄な努力をする前に、急いで美容師に相談したほうが良さそうだ。
ちなみに、1番よくないことは“薄毛を過剰に気にしてしまう”こと。「髪の毛は健康のバロメーターともいわれています。心のゆとりと健康な食生活が一番の薄毛予防になると思います」と草野氏。悩みすぎて薄毛を悪化させてしまったら本末転倒。隠すにせよなんにせよ早めの対応が必要だ。