年末を迎えるにあたって、忘年会の余興ネタに頭を悩ます人も多いはずだ。「もともと陽気な性格である」「ウケなくても動じない鉄の心臓の持ち主だ」なんてことであれば読み飛ばしてもらって良い。大ウケしないにしても、間違っても恥ずかしい思いはしたくない、という人に向けて2016 年の忘年会の余興でおすすめしたいネタを提供する。



ネタの宝庫!? 「ホラッチョ」に「アモーレ」 不祥事、不倫、熱愛が目白押しの上半期


 


2016年の忘年会で“被り”が予想されるネタが、「PERFECT HUMAN」や「PPAP」、それに駆け込みで「恋ダンス」あたりだろうか。この辺りのネタは、流行りに敏感かつ、勢いが大事な新人や若手に譲ってあげるのが、30〜40代が出す大人の余裕である。



では、何をネタにすべきか。注目したいのは2016年の上半期である。佐村河内氏や小保方氏など、“忘年会ネタの当たり年” だった2014年と比較すれば何もなかったように思えるが、実はそうでもない。まずは2016年の月末までに忘年会のネタになりそうなニュースを取り上げてみる。


2016年 上半期のヤソカル的ニュース


1月6日 ベッキーとゲスの極み乙女・川谷氏による不倫発覚 ベッキー氏会見


1月11日 DAIGO、北川景子氏が婚約


2月2日 狩野英孝氏と歌手・川本真琴氏、タレント・加藤紗里氏の三角関係?が発覚


2月3日 清原和博氏が覚せい剤所持で逮捕


3月15日 ショーンK氏に学歴詐称疑惑、活動自粛へ


6月2日 サッカー・長友佑都氏と女優、タレントの平愛梨氏の熱愛発覚


6月6日 ミュージシャン・ファンキー加藤氏とアンタッチャブル柴田氏の元妻が不倫


 


もちろん、これ以外にも大きなニュースはあったが、これら不祥事や色恋沙汰を候補として挙げたのには理由がある。マスコミがコメントやエピソードの端々を切り取ってエキセントリックに報じるため「名言(迷言)」が発生しやすいということ。流行語大賞にもノミネートされたベッキーとゲスの極み乙女・川谷の「センテンススプリング」や、ショーンK氏の件でいえば「ホラッチョ」、長友・平氏なら「アモーレ」などの言葉が挙げられる。


つまり、その言葉さえあれば何の事を言っているか皆に伝わる→声や顔が似ていなくても成立する→難易度が高くないという図式が成立するわけだ。加えて、前準備がそれほど必要ないのも好都合。


ネタをやる前の心構え やるなら思い切ってやりきるのが一番



いざ余興を任された際の心構えと注意点についても触れておこう。そもそも、会場の皆にしてもプロ並みのクオリティなど端から期待していない。そう、ここで求められているのは演者の、場を盛り上げようという真摯な姿勢なのである。皆と一緒になって、自分なりに場を盛り上げようとアプローチする。そう、この思いこそ、まさに会社組織と似ているといえる。やるとなったら、肝を据えて。ウケるウケないよりも、思い切ってやってみることが、成功を生む可能性が高いのだ。


【注意したい点1】 過激な下ネタ


万国共通の“劇薬”である「下ネタ」。やっかいなのが、そのネタが面白かったかどうかよりも、「その場では笑いたくない・笑えない」という空気が流れること。会場内で複雑なマインドが働き、結果はどうであれ場の一体感がなくなるというデメリットが生じる可能性がある。笑いを生むか不透明なうえ、高い確率で自分のその後の印象値にも暗い影を落とすといった高リスクのため、過激な下ネタは避けた方が良いといえる。


【注意したい点2】 無礼講


忘年会のキーワード「無礼講」。身分、地位にこだわらず格式張った酒宴ではないという意味から発生。現在では無礼なことをしても不問である、と意訳されたが、この言葉ほど当てにならないものはない。例えば、上司のモノマネなどをするケースも少なくないと思うが、その際は、どれだけその上司に似せられるかよりも、モノマネをする相手にそれを許す度量がどれだけあるかを調べるほうが重要である。似ている、似ていないは二の次だ。


繰り返しとなるが重要なのは前向きな姿勢。「やらされている」という気持ちから「どうすれば楽しんでもらえるか」と気持ちを切り替えられれば、概ね失敗はしないはずである。


情報提供元: 編集部記事