身体のこわばりをほぐすセルフマッサージ|自宅でできる簡単ケア習慣
posted by 船山葵
セルフマッサージで身体のこわばりをケアするメリット
身体のこわばりとは、筋肉が緊張して硬くなり、動かしにくさや重だるさを感じている状態のことを指します。特に首・肩・背中・腰・脚などは、長時間同じ姿勢が続いたり、疲れがたまったりすることで、こわばりを感じやすくなります。
かといって、エステやマッサージ店に行こうとしても、予約が数日先にしか入れられなかったり、時間帯が合わなかったりということで、今なんとかしたい! という気持ちを消化できずにそのままにしてしまうといった経験を持つ方は多いのではないでしょうか。
だからこそ、自宅で手軽に取り入れられるケア習慣として、セルフマッサージがおすすめです。首や肩、背中、脚などにこわばりを感じたとき、やさしくほぐすことで身体の緊張をゆるめやすくなります。
ここで大切なのは、”やさしく”ということ。特別な道具もいりません。忙しい方でも日々のリラックスタイムに取り入れやすいのが魅力です。
特に身体のこわばりは、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、立ち仕事、運動不足などによって起こりやすくなります。そのままにしておくと、重だるさや疲れを感じやすくなることもあるため、こまめにケアすることが大切です。
セルフマッサージには、以下のようなメリットがあります。
①自分の感覚に合わせて力加減を調整できる
②気になる部位を好きなタイミングでケアできる
③道具やエステへの予約がなくても自宅で手軽に始められる
④その日の疲れ方に合わせてケア内容を変えられる
⑤身体の状態を自分で確認するきっかけになる
⑥入浴後や就寝前など、生活習慣に組み込みやすい
特にセルフマッサージをおすすめする理由は、自分の身体の状態に気づくきっかけになることです。「今日は肩が張っている」「脚が重く感じる」など、その日のコンディションを確認しながらケアできるため、無理のない範囲で身体を整えやすくなります。
寝る前に行うセルフマッサージは、一日の疲れをリセットする時間としてもおすすめです。ゆっくり呼吸をしながら行うことで、気持ちも落ち着きやすくなり、リラックスした状態で夜の時間を過ごしやすくなります。
ただし、強く押しすぎたり、痛みを我慢して続けたりするのは避けましょう。セルフマッサージは「痛気持ちいい」よりも、心地よいと感じる程度の力加減で行うことが大切です。継続することで、自分に合ったケア方法を見つけやすくなるでしょう。
セルフマッサージを始める前に知っておきたいポイント
セルフマッサージは、自宅で気軽に取り入れられる一方で、力加減やタイミングを間違えると肌や筋肉に負担がかかることもあります。心地よく続けるためには、始める前にいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
【セルフマッサージを心地よく行うためのポイント】
押す力は「気持ちいい」と感じる程度にする
肌をこすらないよう、クリームやオイルで手のすべりをよくする
お風呂上がりなど、筋肉がゆるみやすいタイミングに行う
痛み・腫れ・肌荒れがある部分は避ける
首肩だけ、脚だけなど、気になる部位から短時間で始める
息を止めず、ゆっくり呼吸しながらほぐす
特に大切なのは、力を入れすぎないことです。強く押した方が効いているように感じることもありますが、痛みを我慢して続けると、かえって身体に負担をかける可能性があります。「気持ちいい」と感じる程度のやさしい力で、ゆっくりほぐすようにしましょう。
【セルフマッサージに合うクリームやオイルの選び方】
前述しましたが、肌を直接こすると刺激になりやすいため、ボディクリームやオイルを使うのがおすすめです。手のすべりがよくなり、肌への負担を抑えながらケアしやすくなります。
セルフマッサージに合うクリームやオイルの選び方は以下のとおりです。
少量でもよく伸びるクリームやオイルを選ぶ
肌の上で手が止まらず、なめらかに動かせるものがおすすめです。
敏感肌の方は、低刺激タイプや無香料タイプを選ぶ
肌がピリつきやすい方は、香料やアルコールが強いものを避けると使いやすいでしょう。
寝る前に使う場合は、香りがやさしいものを選ぶ
ラベンダーやカモミールなど、落ち着いた香りのものはリラックスタイムに取り入れやすいです。
乾燥が気になる方は、保湿成分入りのものを選ぶ
シアバター、ホホバオイル、セラミドなどが配合されたものは、保湿ケアにもおすすめです。
顔に使う場合は、必ずフェイス用のクリームやオイルを選ぶ
ボディ用は刺激が強い場合もあるため、顔まわりには顔用として使えるものを選びましょう。
特に脚や腕など広い範囲をマッサージする場合は、すべりのよいオイルが使いやすいでしょう。一方で、乾燥が気になる方やベタつきが苦手な方は、保湿クリームやミルクタイプを選ぶと日常的に取り入れやすくなります。
セルフマッサージは、毎日長時間行う必要はありません。首や肩だけ、脚だけなど、気になる部分を数分ケアするだけでも取り入れやすくなります。無理なく続けるためにも、自分の体調や疲れ具合に合わせて行うことを意識しましょう。
首・肩まわりをやさしくほぐすセルフマッサージ方法
首や肩まわりは、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、同じ姿勢が続くことでこわばりを感じやすい部分です。力を入れて強く押すのではなく、筋肉をゆるめるイメージで、やさしくほぐしていきましょう。
具体的には、以下のようなセルフマッサージ方法がおすすめです。
①首筋は、耳の下から肩先に向かってやさしくなでる
片方の手のひらを耳の下あたりに当て、首の横を通って肩先までゆっくり下ろします。強く押さず、皮膚をなでるような力加減で行いましょう。
②肩は、反対側の手で円を描くようにほぐす
右肩をほぐすときは左手、左肩をほぐすときは右手を使います。肩の上に指の腹を当て、小さな円を描くようにゆっくり動かします。
③鎖骨まわりは、中心から外側へ軽くさする
鎖骨のすぐ下に指先を当て、胸の中心から肩先に向かってやさしくなでます。力を入れすぎず、皮膚を軽くすべらせるように行いましょう。クリームやオイルを使うと、摩擦を抑えながらケアしやすくなります。
④肩を前後にゆっくり回す
両肩を耳に近づけるように持ち上げ、後ろへ回してストンと下ろします。前回し・後ろ回しを数回ずつ行い、首肩の力を抜きましょう。
腰・背中の負担をやわらげる簡単セルフケア習慣
腰や背中は、長時間座りっぱなしの姿勢や、前かがみの作業が続くことで負担を感じやすい部分です。無理に強く押したり、急に大きく伸ばしたりするのではなく、呼吸に合わせてゆっくり動かしながら、こわばりをやわらげていきましょう。
具体的には、以下のようなセルフケア方法がおすすめです。
①腰まわりを手のひらでやさしくさする
両手を腰の後ろに当て、背骨のすぐ横から外側へ向かって、手のひらをゆっくりすべらせます。上から下へ数回さすったあと、腰全体を包むように円を描いてなでると、腰まわりをやさしくほぐしやすくなります。
②背中はタオルを使って上下に動かす
長めのタオルを背中に回し、両手でタオルの端を持ちます。背中を洗うときのように、タオルを斜め上下にゆっくり動かしましょう。右上・左下に引いたら、反対に左上・右下へ動かすと、手が届きにくい背中もケアしやすくなります。
③背中を丸めてゆっくり伸ばす
椅子に浅く座り、両手を前に伸ばします。そのままおへそを見るように背中を丸め、肩甲骨の間を広げるイメージでゆっくり呼吸します。痛みが出ない範囲で、10〜20秒ほどキープしましょう。
④腰を左右にゆっくり倒す
椅子に座ったまま背筋を伸ばし、片手を頭の上へ上げます。そのまま上半身を反対側へゆっくり倒し、腰から背中の横が伸びるのを感じましょう。反動をつけず、左右それぞれ10〜20秒ほど行います。
脚の重だるさをケアするマッサージとストレッチ
立ち仕事や長時間のデスクワーク、歩きすぎた日などは、脚に疲れがたまりやすくなります。特にふくらはぎや足裏は疲れがたまりやすいため、寝る前や入浴後にやさしくほぐしながら、無理のない範囲でケアを取り入れてみましょう。
具体的には、以下のようなマッサージやストレッチがおすすめです。
①足首からふくらはぎへ向かってやさしくさする
床や椅子に座り、片脚を少し曲げます。両手で足首を包み、足首から膝の下に向かって、手のひらをゆっくりすべらせます。ふくらはぎの内側・外側・後ろ側を数回ずつなでるように行いましょう。
②ふくらはぎを軽く押しながらほぐす
両手でふくらはぎを包み、親指以外の指を後ろ側に当てます。足首側から膝の下に向かって、少しずつ位置をずらしながら、指の腹でやさしく押します。痛みを感じるほど強く押さないようにしましょう。
③足裏を親指でゆっくり押す
椅子に座り、片足を反対側の太ももにのせます。両手で足を支え、親指で土踏まずをゆっくり押します。そのまま土踏まずからかかと、足の指の付け根へと少しずつ場所を変えながら、円を描くようにほぐしましょう。
④足首をゆっくり回す
椅子に座ったまま片脚を少し浮かせます。足先で大きな円を描くように、足首をゆっくり回します。内回し・外回しをそれぞれ5回程度行い、反対の足も同じように行いましょう。
⑤ふくらはぎを伸ばすストレッチを行う
壁の前に立ち、両手を壁につきます。片脚を一歩後ろに引き、後ろ脚のかかとを床につけたまま、前の膝をゆっくり曲げます。ふくらはぎが心地よく伸びるところで10〜20秒ほど止め、左右を入れ替えて行いましょう。
セルフマッサージは、頑張りすぎず、心地よく続けることがポイント
セルフマッサージは、毎日完璧に行おうとするよりも、無理なく続けられる範囲で取り入れることが大切です。疲れを感じた部分を数分だけほぐすだけでも、自分の身体と向き合う時間になります。その日の体調や気分に合わせて、心地よいと感じる方法を選びましょう。自宅でできる簡単なケア習慣としてセルフマッサージを取り入れながら、身体のこわばりをやさしくほぐし、自分をいたわる時間をつくってみてくださいね。