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そもそも夏を過ごした私たちのお肌は、強い日差しを浴びてかなりのダメージを負っています。また、冷房で乾燥していたお肌に追い討ちをかけるように、だんだんと湿度が低くなっていきます。花粉も飛びます。
そんな悪条件の中で、私は同時に全てのスキンケアアイテムを変えてしまったのです。
まず、出来たことのない箇所のこめかみに大きくて真っ赤なニキビが大量発生しました。
気になっていた顎のポツポツは治るはずがなく、お顔全体がごわつき、脂でテカテカに。
ですが同時にメイク落とし〜乳液まで、スキンケアアイテムを全て変えてしまったので、当然どのアイテムが自分のお肌に合っていないのか、何が原因で肌荒れを引き起こしたのかが分からず、中止することなく同じアイテムを使って様子を見てしまったんです。
そこから学んだアイテムの移行方法をご紹介しますね。
まずは、今までご自身が使っていたアイテムを少し残した状態で新しいものを開始してください。
例えばまず始めに化粧水を変えようと決め、新しく迎える化粧水を試してみます。
お肌の状態を観察してみて、何かおかしいと思ったらすぐに使用を中止し元の化粧水に戻してください。
使用感が良かったり、特に悪い反応がなければまずはターンオーバーまでの約1ヶ月間使用してみてください。
その間にもおかしいと思うことがあれば、迷わず使用を中止してください。
そして、1ヶ月間無事に過ごすことが出来れば、次のアイテムを試し使いしてみましょう。その後は、化粧水と同様にお肌と相談しながら継続するか考えてみましょう。
少し時間がかかり面倒なやり方ですが、なぜそうする必要があるのか次にご紹介します!
何かおかしいと思ったらすぐに中止する。この判断を誤り私のお肌はボロボロになりました。
よく耳にする’好転反応’という言葉。
もともとは医学用語で治療の過程で一時的に起こる身体反応のことを指します。
化粧品に使われる言葉ではないんですね。そして薬事法を定めている厚生労働省からも「科学的根拠はなし」と注意喚起されています。
私は肌が荒れた当時、この知識がなく「オーガニックの力で肌が強くなっている途中だから、もう少し続ければ治るはず!」と何の根拠もなく信じて耐えていました。
そして1ヶ月半ほど経過し、ますます酷くなっていくお肌に耐えきれなくなり使用を中止する決断をしました。
その時のお肌は、かなり敏感になっていて以前使用していた化粧品に戻してもピリピリしてしまい、すぐに洗い流さなければ痛いほどになってしまったのです。
それからは、どんなにお肌に良さそうなことを試してもニキビは増えるばかりでした。
今、やっと自分に合う皮膚科に出会い炎症ニキビが鎮静してきています。
1年かかりました。
お肌に本当に申し訳ないことをしたと後悔してもしきれません。
そんな悲しい想いをする人を少しでも減らしたくて今、この記事を書いています。
’好転反応’はありません。
もし仮にあったとしても、お肌が1度荒れてしまった代償は何年も、もしくは一生残り続けてしまいます。
今より綺麗になりたかったはずなのに、そんなの本末転倒です。
ご自身のお肌の一番の理解者として、何か異変を感じたらすぐに使用を中止してあげてくださいね。
私のお肌にはそもそもオーガニックが合っていなかった、もしくは使うアイテム、使う量が間違っていたと感じています。
もともと油断すればニキビが出来てしまう脂性肌の私です。
「芸能人や大人の女性は化粧水の後に、オーガニックのオイルを少し塗って終了なシンプル美容をしている!」 「シンプルな方が肌に良いに決まってる」と、巷で流行っていた美容法が私にも効果があるはずと思い込み、始めてしまったのです。
お恥ずかしいことに、当時は脂性肌にオイルを何種類も塗りたくっていたら、ニキビが出来やすくなる考えに至らなかったんですね。
昨今は、YouTubeやSNSで美容に精通した素敵な女性たちが、たくさんのアイテムを分かりやすく紹介してくださいます。私もとても参考にさせていただいています。
だけど、その方たちと肌タイプや悩みのポイントが一緒とは限りませんよね。
たくさんの情報から自分に合ったものを取捨選択していく力は、今後更に重要になっていくと思います。
自分のお肌のタイプは何なのか、今足りていないものは何なのか、それを補う成分は何なのか、まずは’知る’ことが大切でした。
そこから一念発起し、勉強することで流行にただ飛びつくだけの美容法はやめました。
’知る’とは、大切なお肌を守ることだと身をもって体感したからです。
まずはご自身が乾燥肌、普通肌、脂性肌のどのタイプか認識しましょう。
化粧品メーカーのカウンターに行けば、問診とスキンチェッカーなどを使って教えてくれるブランドもあるので、サービスを活用するといいですね。(季節や時間帯によって水分と脂分のバランスは多少、変動します。)
次に、ご自身のお悩みにはどの成分が有効なのかを調べてみましょう。
化粧品に明記されている謳い文句やSNSで伝えてくださっている使用感や効果は、何の成分によるものなのかを知ることによって、膨大な量の情報や商品の中から自分が選択すべき化粧品が自ずと分かってくるようになります。
そうすることで、逆に合わない化粧品に遭遇する確率も減らすことが出来ると思います。
以上が私が深く後悔している失敗談と、そこから学んだことです!
スキンケアの移行はうまくやればお肌をアップデートできるきっかけになります。
お肌で悩む時間を少しでも減らせられますように、心から祈っています。