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むくみというと、とにかく水分が顔に溜まっている状態だから流してしまいたいと思いがちですが、この水分が滞るという状態は、血流が悪いことも一つの大きな原因となっています。
ふくらはぎなどがむくんだりするのも同じ姿勢で足への血流が悪くなっているからですよね。
顔の場合は、首や背中(特に肩甲骨周り)のコリにより血流が悪くなることが多いので、肩がこりやすいようなタイプの人は特にむくみがち。
更に、アルコールや疲れなどの要因が加わればなおさら血流は悪くなりむくみます。今回ご紹介するストレッチはこの首や肩といった部分のコリを、順序良くほぐすことで血流を促していき、むくみの解消へとつなげていくものです。
まずは一番むくみの原因になっているコリがあると思われる、肩甲骨周辺の筋肉からほぐしていきます。
肩甲骨周辺は大きな筋肉によって支えられているので、この部分の筋肉がほぐれると方周辺の血流は大幅に改善されます。
これから紹介するストレッチは、常に肩甲骨の動きを意識して行います。
ちなみに、そもそも寝いている間は肩甲骨の動きがあまりないので、むくみまでは出ていない日でも、行っておくと肩甲骨周辺がこった状態になりやすいと言えます。
寝起きでの肩甲骨周辺のストレッチはむくみや肩こりの予防にも効果的なので、日ごろのケアとしておすすめです。
まず手の平を向かい合わせの状態でくっつけ、そのまま両腕を上げます。
なるべく肩甲骨周辺の筋肉を大きく動かすため、できる限り上までしっかり上げます。
手を上まで伸ばしきったら、次は手の平を外側にひねりながら肘を曲げ下します。
この動作を繰り返し行っていきます。
手を下げていく時に手の平がきちんと外側に向くまでひねるようにすると、肩甲骨が真ん中にしっかりとよるような動きをしますので、よりほぐれやすくなります。
ストレッチ中の注意点としては、肩がすくまないように、下すとき首を長く意識します。
肩がすくんで上に上がるような状態になってしまうと、肩甲骨が動かずストレッチ効果が得にくくなります。
2つ面は先ほどの動きの応用です。
まず前ならえをします。手の平は向かい合わせにした状態で伸ばしましょう。
次に、手の平を下に向くようにひねりながら肘を曲げて引きよせます。
肘をひいたら、もう一度前ならえの状態に。これを繰り返し行います。
ポイントとしては腕を惹く特、肘を外にはり胸をはって後ろに引くように行います。
この動きも肩がすくまないように気を付けましょう。
ステップ1,2で肩甲骨がほぐれてきたので最後の動作で肩甲骨周辺の筋肉をより大きく動かしていきます。
やり方としては、手を肩にそえた状態の姿勢にして、そのまま肘をまわしていきます。
この時、いきなり大きく回そうとするのではなく、最初は小さく回し、慣れてきたら肘を大きく回すイメージで行います。
徐々に大きくする事で、無理なく肩甲骨を動かしていく事が出来ます。
最終的には肩甲骨が大きく動くよう意識し、なるべく大きく回しましょう。
肩甲骨を動かしたら、最後に首をゆっくり回します。肩甲骨をほぐした後なので回しやすいはずです。
首をしっかり伸ばす事で、首のコリをほぐしてむくみ解消へと繋がります。
リンパマッサージを行う場合、この後でやるとより効果が得やすくなるでしょう。
今回ご紹介したものはむくみが気になる時に解消するためのストレッチですが、むくみと無関係に、日ごろから行っていれば首や肩回りがほぐれやすく、むくみも取れやすい身体になっていきます。
毎朝のルーティーンに10分ストレッチを正しく取り入れることで身体の変化が出てくるはずですので、ぜひ行ってみてくださいね。