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光をまとったかのような「うるつや髪」の美しさに、憧れる方も多いのではないでしょうか。髪がどのような状態だと、うるつや髪になるのかチェックしておきしょう。
1本の髪の毛は、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラの3層構造です。表面を覆うキューティクルは、髪をダメージから守る・内部のうるおいやたんぱく質の喪失を防ぐ・髪にツヤやしなやかさを与えるといった役割があります。キューティクルが整っていることは、うるつや髪の大前提なんです
キューティクルは髪の根本から毛先に向かって、うろこ状に何枚も重なるように並んでいます。1枚は非常に薄くてもろいので、摩擦・紫外線・ドライヤーの熱・ヘアカラーなどで傷つき、剥がれ落ちます。
髪の9割をしめるコルテックスがしっかりしていると、コシやつや、しなやかさのある髪に。コルテックスは、たんぱく質・脂質・水分からできているので、食事の栄養バランスが乱れると状態が悪化します。
また、カラーやパーマの施術の影響を大きく受け、たんぱく質が溶けてしまうことも。
うねりのないストレートヘアが生えてくるのは、髪の状態が良いときです。逆に、うねりが出るときは、生えてくる髪の毛の内部が栄養不足のとき、毛母細胞の働きが低下しているときなど、髪の状態が良くないサイン。
根本的な原因は多岐にわたり、乾燥や紫外線などの外的刺激、加齢、精神的ストレス、疲労、寝不足、食生活の乱れなどがあげられます。
天使の輪があるうるつや髪になるには、キューティクルとコルテックスを整え、なおかつうねりのない髪を育むのが大切です。毎日やりたいケアを紹介するので、今日からはじめてみてくださいね。
うるつや髪をつくるには、母体となる頭皮のすこやかさがカギになります。頭皮環境を整える基本となるのが、シャンプーです。正しいシャンプーのやり方からドライヤーの使い方まで、しっかり確認しておきましょう。
毎日のルーティンだからこそ、手抜きになっていませんか?正しいやり方を、おさらいしましょう。
シャンプーは1日1回を基本にしましょう。洗いすぎると、髪の内部や頭皮のうるおいが奪われて、かゆみ、フケ、パサつきなど、さまざまなトラブルを引き起こします。
お風呂から出たら、すぐにドライヤーをかけるのはNG。まず、しっかりタオルドライで水気を拭き取りましょう。髪が乾きやすくなり、ドライヤーが短時間ですむので、熱ダメージから髪を守れます。
ドライヤーが面倒だからと自然乾燥させるのは、絶対にやめましょう。髪が濡れた状態は、とても無防備。キューティクルが剥がれやすく、髪内部もダメージを受けやすくなります。
ドライヤーの熱ダメージが気になるなら、アウトバストリートメントを使いましょう。サラふわならミルク、しっとりならクリームやオイルを選ぶと○。特におすすめなのは、濡れたようなツヤとしっとり感を与えてくれるオイルです。
アウトバストリートメントは、ヘアケア剤として使える物が多いので、朝のスタイリングでも活躍しますよ。
ブラッシングは、朝晩2回のみになっていませんか?ブラッシングの役割は、髪の絡まりをとって流れを整えるだけではありません。髪全体に皮脂が届いて表面がコーティングされるので、うるおいが守られたり、ツヤが出たりします。
また、頭皮に刺激を与えて血液の流れを促進。髪づくりに必要な栄養が細胞に届きやすくなります。
コリは血液やリンパの流れを停滞させ、頭皮や髪に必要な栄養を不足させます。胸元、肩、頭のコリをほぐして、体のめぐりを整えるのが大切です。
セルフマッサージ、ツボ押し、頭皮マッサージ、ストレッチなど、自分なりのコリ解消法を見つけておきましょう。
食事の栄養バランスが悪いと、頭皮に十分な栄養が行き渡りません。すると、髪をつくる毛母細胞の働きが低下したり、作られた髪に栄養が届かなかったりと、うるつや髪から遠のくばかりです。
髪の材料となるたんぱく質や脂質、髪の成長に必要な亜鉛、毛母細胞の働きを助けるビタミン類をバランスよく摂取しましょう。また、髪や頭皮のうるおいの源になる水分も、こまめに補給してください。
バランスの良い食事をあれこれ考えるのが面倒な場合は、和定食を意識すると栄養バランスが整いやすくなりますよ。
髪の毛は、1日におよそ0.3~0.4mm、1年でおよそ12cmしか伸びません。したがって、今から髪全体をうるつや髪にするには、かなり時間がかかります。だからといって、ヘアケアをしなければ、いつまでたってもパサパサ髪に悩むことに。
めげることもあるかもしれませんが、コツコツ地道にケアを続けて、理想のうるつや髪を手に入れてくださいね。