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今年の秋のトレンドカラーとして注目を集めているベイクドカラー。ファッションやメイクの感度が高い方なら、すでに日々のお洒落に取り入れているかも知れませんが、「そもそもベイクドカラーって何?」という方も少なくないですよね。
ベイクドカラーは、原色をベースとした、ややくすんだような落ち着いたトーンのカラーを指す言葉です。ほかにも「スモーキーカラー」などと呼ばれることもあります。
ベイクドカラーの「ベイクド」とは、英語で「焼く」という意味。こんがりとオーブンで焼き上げたような、燻されたようなこっくりとした色合いをベイクドカラーと言うんです。
原色というと黄色や赤、濃い青などファッションやメイクに取り入れるにはちょっと抵抗のある色合いが印象的ですよね。ですが、ベイクドカラーになれば落ち着いたシックな雰囲気になって、一気にデイリーのファッションやメイクに取り入れやすくなるんです!
次からは、普段のファッションに取り入れたいベイクドカラーのバリエーションを、実際のコーディネート例とともにご紹介します。
こっくりとしたスイートポテトのようなベイクドイエローは、これまでなら「マスタード色」として親しまれてきました。黄色ベースなので明るくインパクトのある色合いでありながら、クラシカルでレディなコーデに仕上がるのがうれしい。
ベイクドイエローはボトムスよりもトップスにあしらって、顔周りをぱっと明るく見せるのがコーデのコツ。ざっくりとしたニットなら、冬まで長く愛用できますね。
昨年大流行したテラコッタカラーは、今年もベイクドレッドとして人気再燃。もはや秋の定番カラーといっても過言ではないベイクドレッドの魅力といえば、なんと言ってもそのあたたかみがありながらもどこか垢抜けた、個性的な雰囲気です。
ベイクドレッドをコーディネートに取り入れるなら、あえて同系色のレッドのジャケットに合わせてみて。女性的でやわらかい雰囲気と、ハンサムなクールさが素敵にマッチします。
しっとりとしたアースカラーとの愛称が抜群のベイクドグリーンは、もともと「モスグリーン」という呼び名でこちらも秋カラーの定番。大人の女性をよりシックに美しく見せてくれる深みある色調は、個性的な柄ものとも相性抜群。
トップスにモスグリーンをあしらったら、ボトムスは正反対の暖色をチョイスして、秋の豊かな自然のようなシックさとかわいらしさを両立させちゃいましょう。
ベイクドカラーのファッションに合わせるなら、やっぱりメイクにもベイクドカラーを取り入れたいところ。まずはアイメイクにスモーキーな暖色を取り入れて、陰影を出していきましょう。
ポイントになるのは、アイシャドウで目もとに陰をつけてあげること。アイラインで瞳を強調して大きく見せる従来のデカ目メイクとは異なり、目もとに深い陰影を与えることで、印象的な瞳に見せるのが重要です。
おすすめなのが、デイリーユースではあまり使わないオレンジやパープル、赤系などのベイクドカラー。トーンがくすんでいるので肌なじみがよく、グラデーションを作ってあげるだけでぐっと色っぽい陰影が完成します。
細かいパールの配合されたアイカラーをチョイスすれば、落ち着いた雰囲気の中にツヤ感がプラスされて、より華やかに仕上がりますよ。
大人なベイクドカラーメイクをまとめるのは、リップメイク。リップにもベイクドカラーに近いくすみカラーを取り入れて、クールに仕上げましょう。
ここでおすすめしたいのが、くすみローズのリップカラー。完熟したプラムのようなダークなローズカラーのリップなら、都会的で凛とした色気を演出できます。
くすみローズのリップに合わせるなら、チークは断然ベージュ系のヌーディカラー。チークの色味は表情に陰影を出す程度にとどめて、血色はリップだけに絞ると潔くクールな印象に仕上がります。
仕上げにネイルもベイクドカラーでまとめましょう。普段はヌーディなピンクやベージュなどしか使わないという方におすすめしたいのが、ベイクドグリーン=モスグリーン。
ファッションにモスグリーンを取り入れたら、指先にもモスグリーンを。深みのあるグリーンは指先を大人っぽくシックに彩って、個性的でありながらも目立ちすぎない程よい雰囲気に仕上げてくれます。
単色でシンプルにまとめるのももちろん素敵ですが、上品にビジューをあしらえばデートやお食事会、フォーマルなシーンなどにもぴったり!
シックで落ち着いた、秋にぴったりのカラーであるベイクドカラー。チェックやドット、花柄などの柄ものとも相性のいいベイクドカラーなら、個性的でありながら大人っぽいスタイルに仕上がります。
落ち着いたトーンなのでメイクにも取り入れやすく、華やかなカラーメイクに苦手意識のある方でもチャレンジしやすい色合いです。今年の秋はベイクドカラーで、シックな大人女子に変身してみてはいかがでしょうか?