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地上に降り注ぐ紫外線は2種類あります。一つ目は、皮膚下層にまで到達しシワやたるみを引き起こす「UV-A」。長時間浴びた場合の皮膚影響があります。二つ目は、急性にあらわれる皮膚影響があり、シミやくすみなどを引き起こす「UV-B」です。
UV-Aは、一年中注意が必要な紫外線で、一年を通して紫外線対策をしなければいけません。一方、UV-Bは夏場の7月~8月がとくに強く、正午前後がピークにあたるといわれています。紫外線量は、時間帯により大きく変動するため、日中の外出時にはしっかり対策を行うことが大切です。
私たちの皮膚は、人それぞれ紫外線に対する反応が違います。皆さんの皮膚は、以下3つのどれに当てはまるのかチェックしてみましょう。
①紫外線を浴びると皮膚が赤くなり、その後わずかに皮膚色が濃くなる
②中等度に赤くなり、中等度に均一に皮膚色が濃くなる
③紫外線を浴びると赤くなる程度は軽いが、必ず皮膚色が濃くなる
日本人の平均的なタイプは②といわれています。紫外線に反応しやすいタイプは①、反応が鈍いタイプは③です。
もともと色白の人は、紫外線の影響を受けやすくなるため「日焼け止め+○○」といったW対策が必要です。そして、③に当てはまる人は、紫外線の反応が鈍いタイプ!紫外線ケアを怠らずにきちんと対策をすることが、皮膚健康のために大切です。
季節や天候の影響によって、紫外線量に違いがあるこの時期。紫外線は、太陽から直接届くもの、空気中のほこりなどで散乱されて届くもの、地表面で反射されて届くもの…3パターンがあります。
ちなみに、快晴時のUV量は100%、薄曇の日では多いときで90%近くに到達します。さらに、曇りの日は60%、雨の日では30%の紫外線量があるため、毎日UV対策は必要です。
では、小物を活用する際の選び方を紹介しましょう。紫外線を防御する際に注目すべきポイントは「色」です!
日傘は、傘の外側は紫外線を反射させる「白色」、内側は紫外線を吸収する「黒色」がおすすめ!素材は、ポリエステルや綿など多々ありますが、「完全に遮光するもの」を選ぶとよいでしょう。
紫外線を防ぐため、UVカット効果があるものや長袖の服がベスト!長袖の服は、カーディガンなどの羽織りものがあるといいですね。白やベージュ、グレー系は紫外線を通しやすいため気をつけましょう。
また、紫外線を防いで熱くなりにくい服の色は「黄色」です。染料が紫外線を吸収する効果があるため、色つき服はおすすめです。
さまざまな種類がありますが、おすすめは7センチ以上つばが広いものです。帽子も同じように「完全に遮光するもの」を選びましょう。
目は紫外線を吸収してしまうため、UVカット効果のあるコンタクトレンズやサングラスは有効です。色の濃いサングラスは、横からの散乱光に気をつけなければいけません。
なるべく、顔にフィットしたものを選び、紫外線から目を守りましょう。
朝や昼の食事は、「ソラレン」を含む食品に注意が必要です。ソラレンは、光を浴びると紫外線を吸収するため、シミや色素沈着を起こす原因になる成分!
さらに、ソラレンは、しばらく体内に留まるため、ソラレンを含む食材は夜に食べるといいでしょう。また、スムージーを飲む方は、ソラレンに注意して食材を選ぶようにしてくださいね。
以下参考にしてください。
レモン グレープフルーツ キウイ アセロラ みかん オレンジ きゅうり セロリ じゃがいも
トマト 人参 かぼちゃ イチゴ りんご バナナ スイカ 桃 ぶどう
すっぴん肌とベースメイクをしてる肌。どちらが肌にいいのでしょう。もちろん、肌負担が少ないのはすっぴん肌です。しかし、夏場はとくに紫外線の影響を直接受けてしまうため、肌の上にベースメイクを施して壁を作ってあげることが大切!
肌老化を考えると、ベースメイク肌のほうが皮膚影響を最低限に抑えることができるため、すっぴん肌での外出は極力控えてくださいね。
近年、日焼け止めと併用してサプリメントを摂取する方が増えています。日焼け止めサプリは、おもに「フェーンブロック」や「シトラス果実抽出物」、「ローズマリー葉エキス」などが配合されていますが、どれも紫外線をしっかり対策できるかといったら効果はあまり期待できないのが事実です。
つまり、サプリメントを摂取しても、日焼けを防ぐことはできません。紫外線を防ぐには、このような日焼け止めサプリメントに頼るのではなく、日傘や帽子などを取り入れた「物理的なもの」で防止するといいでしょう。
肌老化の約80%は紫外線!いまの積み重ねが将来の肌をつくります。日焼け止めのみで終了せず、アイテムを活用しながらしっかり肌を守りましょう。