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プロテインにはいろいろな種類がありますが、女性の皆さんにオススメしたいのが、発芽玄米から作られるライスプロテインと、えんどう豆から作られるピープロテインです。
ここでは新しいスーパーフードとして注目を集めているライスプロテインとピープロテイン、プロテインの必要性、摂るときの注意点などについて詳しくご紹介していきます。
そもそもプロテイン(たんぱく質)はなぜ重要な栄養素なのでしょうか。たんぱく質は筋肉のもとになるだけではなく、健康な肌や髪、爪を保つ、免疫力を維持する、ダイエットのサポートをするといった大切な役割を持っています。
たんぱく質が不足すると肌はしぼんでハリが低下し、髪や爪ももろくなっていきます。また、たんぱく質が不足して筋肉を維持することができなくなると、基礎代謝が低下して痩せにくい体になってしまうのです。
プロテインは、美しく健康的な体を維持するのに欠かせない栄養素のひとつであると言えるでしょう。
スポーツクラブなどで、パウダー状のプロテインを水に溶かして飲んでいる人をよく見かけますよね。現在市販されているこうしたプロテインは大きく分けて、ホエイプロテインとカゼインプロテイン、ソイプロテインの3種類となっています。
ホエイプロテインとは、牛乳から精製される動物性たんぱく質です。ミネラルやビタミンが含まれていて吸収性がよく、飲みやすい味であるというメリットがありますが、乳製品にアレルギーのある方は使用できません。
カゼインプロテインも同じように牛乳から生成されますが、吸収がゆっくりであるため満腹感が得やすいというメリットがあります。ダイエットサポートとしては最適と言えるでしょう。ホエイプロテインと同様、乳製品アレルギーのある方には不向きです。
また、ホエイプロテインやカゼインプロテインは動物性プロテインであるため、摂りすぎると腸内環境を悪化させる恐れがあります。
ソイプロテインは、大豆から精製されるプロテイン。カゼインプロテインと同じように吸収がゆっくりなので、ダイエットに適しています。また、イソフラボンが含まれているため、美容効果も期待できます。
ただし、ソイプロテインは、水に溶けにくく少し飲みにくいというデメリットがあります。
また、その他の大豆製品と合わせて、イソフラボンの過剰摂取にならないように注意する必要も。さらに大豆には、症状に気づきにくい遅発性アレルギーを起こす可能性があるので注意しましょう。
ライスプロテインとピープロテインの一番のメリットは、植物性プロテインであり、内臓への負担が少ないこと。また、アレルギーや腸内環境の悪化を引き起こしにくいことが分かっています。
ライスプロテインは、発芽玄米由来のたんぱく質です。植物性プロテインとしては吸収性がよく、アレルギーを起こす可能性も低め。お米由来であるために、日本人の体質に合っているとも言えます。
また、ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれているため、美容効果も期待できます。食物繊維が作用するので、腸内環境の改善にも役立つでしょう。こちらも動物性たんぱく質にはない大きなメリットです。
さらに、ライスプロテインは他のプロテインよりも価格が安いのが特徴。売っている店が少ないというデメリットもありますが、今後は増えていくはずです。プロテインを摂り続けたい方にとって、価格が安いというのは嬉しいですよね。
ピープロテインは、えんどうまめから精製されるたんぱく質です。こちらも大豆プロテインよりも吸収性が良く、低アレルゲンであることから優秀なプロテインであると言えます。
デメリットはえんどう豆特有の青臭い臭いが残っているということと、ライスプロテインと比較して若干割高という点です。
ホエイプロテインやカゼインプロテインは動物性たんぱく質です。動物性たんぱく質を過剰摂取すると、吸収しきれなかったたんぱく質が腸にそのま送り込まれ、悪玉菌のエサとなってしまいます。
悪玉菌が優勢となり腸内環境が悪化すると、腸の中に腐敗物がたまりやすくなり、便秘や肌荒れ、口臭などの原因になります。悪玉菌が作り出す5つの中には、発がん性を持つものも。
動物性プロテインを長期間、摂り過ぎるのは避けるべきでしょう。
たんぱく質の1日の摂取量目安は、体重1kgに対したんぱく質1.2~1.5gとなっています。普段の食事では摂りきれないことが多いため、フィットネス女子を中心にプロテインパウダーが人気を集めているのです。
でも、精製されたプロテインパウダーには、食品とは比べ物にならないくらい大量のたんぱく質が含まれています。そのためサプリメントと同じように飲みすぎることで、簡単に過剰摂取を起こしやすいということを覚えておきましょう。
体内で過剰となったたんぱく質は、分解されて窒素になります。この窒素を分解し体外に排出するためには、腎臓や肝臓のはたらきが欠かせません。つまり、人工的に生成されたタンパク質を大量かつ長期間、摂ることで腎臓や肝臓に大きく負担がかかってしまうのです。
まず、プロテインを摂る際には1日の摂取量を超えないようにすること。そして、長期的にプロテインを利用したいなら、内臓への負担や腸内環境の悪化を防ぐために、ライスプロテインやピープロテインなど植物性のプロテインに切り替えるという工夫も必要でしょう。
ライスプロテインやピープロテインは植物性プロテインの中では吸収がよく、アレルギーを起こしにくいプロテインです。食物繊維やビタミンなども合わせて摂れるので、美容やダイエットサポートのためのプロテインを探している方にイチオシです。
とはいえプロテインは1日の摂取量を守ることが大切。健康的な食事をベースに、プロテインパウダーを上手に利用するようにしましょう。