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肌にとって効率的に睡眠を取ることを意識して、寝ている間も美容に嬉しい条件を整えることで、知らず知らずのうちに「睡眠美容」ができてしまうかもしれません!今回の記事では、そんな「睡眠美容」に着目してお話していきたいと思います。
睡眠が少ない状態になると、ターンオーバーが遅くなってしまいます。ターンオーバーとは、正常であれば28日周期で行われる新しい細胞が皮膚の奥からやってきて古い細胞が剥がれ落ちることです。
このターンオーバーの周期は28日に近い方がよくて、早すぎても遅すぎてもいいとは言えないのです。睡眠不足になるとターンオーバーが遅くなることが多く、古い細胞が剥がれ落ちることが出来ず肌にとどまってしまいます。こうなるとニキビなどの吹き出物が治りにくい状態になってしまいます。この状態になると新しい吹き出物も出来やすいのです。
睡眠不足が肌にあまり良くない影響になることが分かりましたが、そうしたらあまりにもたくさん寝るとどうなるのか…と逆のことを考えてしまうこともあるかもしれませんね。睡眠をとるということは休養をすることなので、肌や体にとってはとてもいいことです。
やみくもにたくさん睡眠を取ればいいかといったらそうではなく、肌や体にとっては「質の良い睡眠をいかに取るか」ということが大切になってきます。質の良い睡眠で、成長ホルモンを分泌することが出来るんです。成長ホルモンは入眠して3時間以内に分泌されるホルモンのことで、この時間をしっかり眠ることでターンオーバーを促進することが出来るのです。
良質な睡眠を取って肌トラブルのない美肌を手に入れるには、具体的にどんなことを心掛ければいいのでしょうか。今日から始められる、お休み前の行動についてお話します。
眠る前についついパソコンやスマートフォンをチェックしてしまっていませんか?パソコンやスマートフォンからは、ブルーライトと呼ばれる光が放出されています。このブルーライトは、紫外線に近い波長を放出する光で、眠気を促進するメラトニンを抑制する力を持っているのです。その為ブルーライトを浴びると、メラトニンが出づらくなり、睡眠の質を低下させてしまうこともあります。
対策としては、眠る1~2時間前までにパソコンやスマートフォンから離れて、眠る前はリラックスした時間をつくることが理想的です。
眠る前にもう一つ控えたいものがあります。コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインです。アデノシンという睡眠物質があるのですが、カフェインが体内に入ることでそのアデノシンのはたらきを抑制してしまうことがあるのです。
極力カフェインは眠る3時間前までに済ませておきたいです。私は、3時間以内に抑えても眠りにつくのが大変だったことがありました。そんな時に「カフェインは7~8時間体内に残る」と聞いたことを信じて、22時に寝ることを仮定して14時までにカフェインを済ませています。このことを意識したことで、最近はぐっすり眠りにつくことが出来ています。
入浴に関しては、時間帯に加えてお湯の温度も重要になってきます。お湯の温度は、ぬる過ぎず熱過ぎずの40度程度に設定するのがおすすめです。ぬる過ぎてしまうと体の芯まで温めることが出来ず、熱すぎてしまうと脳が冴えて興奮状態になってしまうことも。適度な温度設定をすることで質の良い睡眠を手に入れることが出来ます。
眠る1時間前に、入浴を済ませることがいいでしょう。火照りが取れてじんわりあたたかさが残るくらいの状態だと眠りやすい環境が整います。
眠る前に、リラックスできるような時間をつくれるといいですね。例えば、アロマテラピーを取り入れて好きな香りを嗅いでみたり、読書をして活字に集中してみたり、ハーブティーを飲んで一息ついてみたり、ヨガで全身柔軟にしてみたり。良質な睡眠を取るための下準備をしてみましょう。
リラックスタイムを設けて下準備をすることで、良質な睡眠をとれるようになります。楽しみながらゆったり過ごすこの時間が、とても大切です。
良質な睡眠を取るための環境を整えるだけで、眠っている間に美肌に近づくことが出来ることがわかりましたね。毎日の積み重ねで、肌トラブルに悩まない美肌を手に入れましょう!!