- 週間ランキング
人が見て、美しい!と思う絵画は黄金比を応用している、というように、顔型にも美しいとされる黄金比があります。それは、卵型。
具体的には、
この比率を持つ方は理想の卵型の輪郭ということになります。とはいえ、この理想の比率にぴったりな方はそうそういません。なので、メイクで少しでも近づけることで綺麗になれるのです。それだけでなく、自分の顔型の気になるコンプレックスを解消することができますよ。
理想の卵型の輪郭に近づけるのに欠かせない、チーク・シェーディング・ハイライトの役割をおさらいしましょう。
チークは血色をよくするために欠かせないアイテムです。それだけでなく、間延びしてしまった顔に立体感を与えてくれるので、年齢を重ねるにつれて必須になるメイクのステップでもあります。
チークはパウダーチーク、クリームチーク、リキッドチークの3種類が主ですが、
という特徴があるので、なりたいイメージに合わせて選びましょう。
シェーディングは影を作り、余分な部分を削ってくれるイメージです。ただ、肌にもともと持っていない色素のブラウンを使うことが多いので、丁寧になじませないと不自然になってしまいます。
そのため、パウダータイプのシェーディングを使う場合は筆にパウダーを含ませた後、必ずティッシュで余分な粉をこれでもか! と落としてから肌にのせましょう。スティックや練りタイプのシェーディングを使う場合は、直接肌にのせてからスポンジで内側から外側に向かってぼかします。
また、顔の一番外側を濃く、内側を薄くというようなグラデーションを作るようにぼかすとナチュラルな印象になります。
ハイライトは光を集めて足りない部分を足してくれるイメージです。ハイライトはパウダータイプならナチュラルに、練りタイプなら濡れたようなツヤになるのでお好みの仕上がりで使い分けてくださいね。
それでは顔型に合わせたチーク・シェーディング・ハイライトの入れ方を紹介します。
丸顔さんは、キュートで若々しい印象ですが、にこっと笑った時に目立つ頬が気になってしまいますよね。言い換えれば、顔の横幅が広いということ。なので、丸顔さんは「縦」を強調するメイクをしましょう。
頬の高い位置からこめかみに向かって引き上げるように斜めにチークを入れます。パールやラメ入りのチークを入れると、より引き締まった印象になります。
シェーディングは、
に入れます。気になる丸い部分を削って、耳前から頬骨の下に向かってサーっとシェーディングを入れると、よりシャープで小顔に見えます。
しかし、広い範囲に入れるため、首とのつながりを作らないと顔だけ浮いて見えるような印象に……。耳前からブラシを顎先に向かって一定方向に動かし、その後顎裏や首に向かってぼかすことで顔が浮いて見えることを防ぎます。頬骨の下に入れる際も同様にしましょう。
ハイライトは、
に入れますが、目の周りのCゾーンには注意! 丸く囲うように入れる方も多いですがそれでは丸顔を余計に強調してしまうので、頬骨の高い位置からこめかみまで引っ張るように入れて縦ラインを強調しましょう。
顔が縦に長い面長さんは大人っぽく見える反面、間延びした顔に見えてしまうのが気になりますよね。なので、「横」を強調したメイクをしましょう。
面長さんは、チークを必ず横に広めに入れましょう。目の下の余白部分をチークで埋めることができます。ただ広く入れる分、濃く入れてしまうとどうしても目立ってしまうのでチークは薄くほんのりを心がけて。
シェーディングは、
に入れます。顎のラインもおでこのラインも正面から見た時にしっかり見える部分でもあるので、顎裏・髪の生え際までしっかりブラシを動かしてぼかしましょう。また、鼻の下に入れるとハイライトとの相乗効果で人中という鼻下から唇のラインが短く見えて顔の長さをやわらげてくれます。
ハイライトは、
顔の中心的存在である鼻はよくも悪くも目立つ存在です。なので、光を集めて足りない部分を足すハイライトを鼻先までしっかり入れてしまうと鼻の長さが目立ってしまい、余計に顔の長さを強調してしまいます。鼻に入れるハイライトは、鼻の半分あたりまでに留めておきましょう。また、唇の上のハイライトはマスト!
意志が強い性格の方が多いエラ張りさんですが、正面から見た時にえらがしっかり見えてしまうので気になってしまう方も多いかと思います。えらをしっかり削って視線を顔の上に持っていくのがエラ張りさんのメイクのポイントです。
視線を上に持っていくために、チークは頬骨の高い位置にほわっと入れて可愛らしさを出しましょう。
シェーディングはエラの部分をしっかりと削りましょう。ただ、頬まで削ってしまうと余計に骨が目立ってしまうので、エラのみにしましょう。顎裏までしっかりぼかすことも忘れずに!
視線を上に持っていきたいエラ張りさんにはハイライトはもってこいのアイテム。
にしっかりパールが入ったハイライトを入れて、視線をカモフラージュしましょう。
また、全体的にシャープに見えがちなので、Cゾーンのハイライトは丸みをしっかりつけましょう。
顔の形を物理的に変えることは難しいけれど、工夫してメイクをすれば気になるコンプレックスを解消することができます。まずは自分の顔型を観察して、それに合ったメイク法を練習して理想の輪郭へと近づきましょう!