ドイツ人は、とにかく人を家に呼ぶのが大好きです。大人数が集まるパーティーも数人でお茶をしたい時だって、外に出るよりも「じゃあうちに来る?」と誘うことが普通のようです。



そんなわけで私もよくお呼ばれすることが多いのですが、どんな家も全てがステキ! シンプルなのに個性があって、すごく居心地がいい空間なんですよ。そりゃ人も呼びたくなるなと毎回納得させられます。



今回は、そんなドイツ人女性のかわいらしい部屋づくりの基本をまとめてみました。これさえマスターすれば、あなたの部屋もヨーロッパ感溢れる素敵な部屋になるかもしれません。



 

好きなものを集めるスペースは一つ





部屋のデコレーションを考えた時、「バリ風にしよう!」とか「北欧風にしよう!」とか、まず全体のイメージを決めようとしますよね。でなきゃ、なかなか次にすすめません。



しかしデコレーション上手なドイツ人女性たちの部屋は、全体はシンプルにまとめられていて、ほんの少しのスペースで個性を出しているんです。もしリゾートっぽい雰囲気が好きだったら棚の上をリゾート雑貨で飾ったり、壁の一部のスペースをお気に入りの写真で埋めたりしています。



これだけで部屋の飾りっ気が出るのかと疑問にも思いますが、それがちょうどいい具合に出るんです。全体を統一した雰囲気にすると部屋がかえってごちゃごちゃしてしまいますが、小スペースに自分のお気に入りをまとめることで、ほどよくそれが際立ちます。



私が今までお邪魔した家でもっとも「かわいいな~」と思ったのは、旅先で見つけた彼女好みのカラフルな食器たちを美術館のように棚に並べていたお部屋です。部屋自体は広くないのに、棚に奥行が出るようにキレイに飾ってあって、見ているだけで楽しい気分になりました。



 

基本的にモノは出さない





メイク道具やアクセサリーなど女性の持ち物は細々したものが多いですよね。しかも毎日使うものだから、収納するよりもそのまま出しっぱなしにしていた方が便利だったりします。



しかしそれを許さないのがドイツ人女性たちです。彼女たちは“モノを隠す天才”で、基本的に外にモノを出しません。メイク道具は一つのポーチに入れてクローゼットに常にしまうし、メイク用の鏡も使う時だけしか出さないようにしています。冬は毎日使うコートだって、上手にドアの後ろに掛けていて、かさばるものも目立たせないようにしています。



それでもしまいきれない場合は、アクセサリーはお店の展示のように並べたり本にはオシャレなカバーをかけて立て掛けてみたりと上手にインテリアにしています。壁にコルクを立て掛けて、そこにピアスを挿していたインテリアも素敵でした。



 

空いているスペースを活用しようとしすぎない





ベッドの下や窓のふちなど、空いているスペースはどうしても活用したくなってしまいますよね。ですがそれ、NGです! もともと収納が付いているベッドは別ですが、ベッド下にわざわざボックスを入れて収納スペースを設けるなんて、景観が壊れて窮屈になってしまうだけです。



下の空間があることでベッドはインテリアになり得ますが、収納スペースを設けると一気にだらしなくなってしまいます。ドイツ人女性たちの家を見てみると、みんなベッドの下はスッキリしています。



また窓のふちに小物を置いたりラックを付けたりすることも、もちろんナシ! 窓は本来は開け閉めができるようにするもので、その機能を妨げるものを置いてしまっては、圧迫感を感じるんですね。ギリギリあって小さな観葉植物です。



今ある収納スペースに収まらないのなら、新しいモノは購入しません。“一つ捨てて一つ買う”が、彼女たちのルールです。



 



ドイツ人女性の部屋を覗くたびに、シンプルなのにどこかかわいらしさがあって真似したくなってしまいます。家族や彼氏との写真などを飾っている人も多いですが、シンプルだからこそ映え、普通の写真でもオシャレに見えるんですよ。



いつでも人を呼ぶことができる部屋って素敵ですよ! お家カフェをしても周りを気にしなくていいので、とっても楽しいんです! 友達とも寛ぐことができるので、ぜひおすすめしたいです。
情報提供元: ANGIE
記事名:「 シンプルかわいい!思わず人を呼びたくなる海外流おしゃれインテリアのコツ