スマホでサクッとメールチェックのつもりが、インスタやFacebookに没頭、気づけば30分以上経っていた……! なんてことはありませんか?
スマホの使いすぎは、良質な睡眠を得にくくなったり、疲れ目の原因になることが知られていますよね。それだけでなく、首周りやあごのラインにも悪影響があるのだとか!
今回はスマホが引き起こす、「テク・ネック」についてお伝えします。
テク・ネックとは?
欧米で問題視されているテク・ネック。首のこりが慢性化することにより引き起こされる、首周りの老化現象を指します。
スマホにPC、あるいはタブレットにテレビゲームなど、スクリーンを覗き込むときの姿勢の悪さが原因とのこと。デジタル世代の多くの人が抱える悩みかもしれませんね。
「テク・ネック=首回りのしわやたるみ」の原因に!?
皮膚科医によれば、首周りやあごのラインのたるみに悩まされる若い女性がここ10年ほど増えているそうです。これはもちろん、テク・ネックの影響によるもの。
約5kgという私たちの重い頭を支えている首は、視線を下に落とすことでさらに負荷がかかります。もともと首は重いものを支えるようなパーツではないため、不自然な姿勢が首回りの肌に負担をかけることになるのです。
負荷のかかった首の肌が、重力により毎日引っ張られ続けると、どんな状態になるか……。もう、想像はつきますよね。
デスクワーカーはテク・ネックになりやすい!
また、職場ではデスクワーク中心の人も注意が必要です。上記と同じ理由で、首に負荷がかかりやすいというのがその理由。
米国航空宇宙局・NASAのレポートによれば、仕事中95%を座ったままの状態で過ごしているデスクワーク中心の人は、テク・ネックの割合が普通の人と比べて2倍だそうです。これに加え、姿勢の悪さで負荷がかかるというのも覚えておきましょう。
テク・ネックの解消法
細っそりとしたあごのラインやしわのない首をキープするには、意識的にテク・ネックを治すしかありません。
普段から、立っているときも、座っているときも、正しい姿勢を心がけること。スマホやPCに没頭していると姿勢が悪くなることもありますが、意識するようにしてみましょう。姿勢を正すことで、体もラクになり、代謝も良くなります。
デスクワーク中心の人は、肩の上げ下げ、あごの上げ下げなど、簡単にできるストレッチを取り入れると良いそうですよ。
それでも首のこりが解消しないときには、マッサージなど定期的にプロの手を借りることで、正しい姿勢を目指しましょう。
肩こりがなかなか治らないな……と感じている人は、テク・ネックを疑ってみても良いかも。もしかすると、首が凝り固まっているのかもしれませんよ。
スッキリとしたあごのラインやいつまでも美しいネックラインを保つべく、スマホを見るときの姿勢を見直してみませんか?
参考:The Telegraph、stylecaster、NASA
情報提供元: ANGIE