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現在AR分野では話題になっているのは、MRデバイス「HoloLens(ホロレンズ)」や「Magic Leap(マジックリープ)」など。
ただ、情報を表示するディスプレイタイプのARデバイスが話題になる一方で、これまで取得できなかった情報の可視化自体を行うようなデバイスは意外に話題になっていない。
「技術によって人間の感覚を拡張することで、これまで人間が取得できなかった情報を取得可能にする」という本来のARの意味に沿うような商品も、話題にはなっていないだけでいろいろと登場している。
登場しているだけでなく、中には購入できるものも!
しかもAmazonで気軽に!
この記事ではそんな、Amazonで購入できるAR/IOT系プロダクトをご紹介しよう!
出典元:Amazon launchpad
新たなビジネスモデルやジャンルでビジネスを立ち上げ、急速に市場を拡大しようとする企業のことをスタートアップと呼ぶ。
そうしたスタートアップが提供する製品は、これまで気軽に買うことはできなかった。
購入する方法は、Kickstarterなどのクラウドファンディングで開発段階のプロジェクトに投資しておくか、インターネットの公式ページから購入するか、ごく小規模なマニア向けのオンラインショップで購入するか…といった形。
しかも、海外からの購入になることも多く、一般の人が気軽に手を出せるというものではなかったのだ。
そんな中、Amazonで「Amazon launchpad」というストアがオープン。
「Amazon launchpad」は、スタートアップがリリースした製品を購入できるというストア。
ARやIOTを使った先端のデバイスも、ラインナップに加わりつつあるようだ。
スタートアップの製品は、不具合に見舞われることも少なくないため、購入するにはそれなりの知識と覚悟が必要となるものの、それを承知の上で「欲しい」という人が気軽に買えるようになったことは大きく評価したい!
今回は、この「Amazon launchpad」から商品をご紹介!
【日本正規代理店品】Sphero スター・ウォーズ エピソード7(スター・ウォーズ/フォースの覚醒) BB-8 (ドライブ / ホログラム機能) R001ROW
「スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒」のマスコット的キャラクター、BB-8のラジコン・トイ。
スマートフォンやタブレットから操作できるだけでなく、コミュニケーションも可能。
なんと、映画「スターウォーズ エピソード4 新たなる希望」のR2-D2のようにホログラムを使ったコミュニケーションまで可能だ。
ただ、ホログラムといっても映画のように何もない空間へと映像を照射するのではない。
スマートフォンのカメラを使って、カメラの映像にエフェクトを重ねる、「ポケモンGO」のARのようなスタイル。
おもちゃの域を出ない…と思う人もいるだろうが、十分に未来を感じさせてくれるガジェットだ。
Cerevo ホームガジェット Listnr 赤ちゃんの気持ちがわかる CDP-LN01
続いては、赤ちゃんの感情を可視化してくれるというARガジェット「Cerevo ホームガジェット Listnr」。
乳児の声を解析することで、4種類の感情を分析し、可視化してくれる。
Amazonのレビューでは、親なら赤ちゃんの感情はわかるだろうという意見もあるものの、このデバイスが優れているのは、スマホ側で感情の確認ができるため、遠隔でも赤ちゃんの感情を認識できるということ。
ちょっと違う部屋に行かなければならない時や仕事中赤ちゃんの感情が気になった時に確認したり、あるいは遠く離れたおじいちゃん、おばあちゃんに孫の感情を感じてもらったり…といったことが可能になる。
Moff Band (モフバンド) ブルー ウェアラブル おもちゃ / スマートトイ iOS/Android対応
VR用のモーションコントローラーは、人間の体の動きを読み取って、VRコンテンツ内の挙動に反映させる。
このVRモーションコントローラーのおもちゃ版とでもいうべきデバイスが、「Moff Band (モフバンド)」。
腕に巻いて動くことで、ゲームをプレイしたり、楽器演奏をしたりといった遊びが楽しめる。
腕の動作によって、あの名作ゲーム「PAC-MAN」も楽しむことが可能だ。
MAMORIO BLACK (マモリオ ブラック) 世界最小級の落し物防止タグ 重量3g
屁理屈だということは承知しているが、筆者は子どものころから「忘れ物はない?」と聞かれると、「忘れ物は存在をその忘れているからこそ忘れ物なので、あるか、ないか認識できない」と答えていた。
そう、イヤ~な子だったのだ!
…ただ、忘れちゃっているからこそ忘れ物というのは一理あるハズで、気づいた時に「誰か教えてよ…!」と誰もが思うことだろう。
そんな「忘れ物」を可視化してくれるのが「MAMORIO BLACK (マモリオ ブラック) 」。
Bluetoothによってスマホと通信を行っているため、鍵などの重要なものに取り付けておけば、一定距離離れた場合に通知してくれる。
そう、忘れ物が「ある」ことを教えてくれるデバイスなのだ。
ilbo 移動式 お留守番 ネットワークカメラ 遠隔操作で場所の移動ができるカメラ(前進・後進・左右旋回) Wi-Fi接続 スマホ・タブレット対応
当然だが、人間の目は、その人が現在いる場所しか見ることができない。
なので、買い物している時に「あれ?このコミックスの13巻って買ってたっけ?買ったような…いや、買おうと思ってただけだっけ…」となっても、家の本棚を確認することは不可能だ。
そんな時にも、家の状況を確認できるようになるのが「ilbo 移動式 お留守番 ネットワークカメラ」。
カメラ…というよりはWifiによって遠隔操作可能なロボット。
遠隔から自由に移動して、カメラの映像を見たり、話しかけたり、エアコンのリモコンを操作したりといったことが可能だ。
ざっと紹介したが、いかがだったろうか。
ここで扱ったグッズを一通り使うだけでも、これまでは得られなかった情報が得られるようになり、グッと未来感が増すのでは?
まだ普及が進む前の今、一足どころか二足先に、未来のAR生活を手に入れてみるというのもいいだろう。
ただ、あくまでスタートアップのプロダクト。
量産され、多くの人の目にさらされて磨かれてきた製品ではないので、まだまだ不便な点が残っていることも少なくない。
購入する時は、仕様をしっかり調べて、リスクなども納得の上で購入するようにしよう。
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