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Hololensアプリ「HoloDooble」を開発したCapitola VRは、クライアントから依頼を受けてアプリのプロトタイプ(試作品)を開発するという少し変わったビジネスを展開している企業である。同社が開発したプロトタイプアプリは、本メディアでも過去にHololensゴルフゲーム「HoloGolf」を紹介したことがある。
このほど同社は、また新しいHololens対応プロトタイプアプリを開発した。それがHololensドローイングアプリ「HoloDooble」だ。同アプリがどのようなものかは、言葉で説明するよりもデモ動画を見たらわかるだろう。
VRドローイングアプリ「Tilt Brush」のHololens版とも言える同アプリは、ユーザーの右腕の先にあるバーチャルなカーソルを、物理空間内で動かすとホログラフィックな描線が描けるようになっている。描線の描き方は、まず物理空間内の任意の点をタップすると描線を描くスタート地点が決まり、指をつまんだ状態で腕を動かすと描線が描かれ、指をはなすと描画が終了するようになっている。
描線の色と太さは、物理空間内にホログラフィックに表示されている設定画面から選択することができる。描画のやり直しや全消去は、「Undo」あるいは「Clear All」と言って音声コマンドを実行することによって可能となる。
同アプリはプロトタイプなので、実際にHololensアプリとしてリリースされることはない。しかしながら、同アプリの描画機能を多機能化かつ洗練させれば、まさにホログラフィックなTilt Brushになるだろう。また、特定の図形を描くことでコマンドが実行されるようなゲームアプリにも応用できそうだ。
いずれにしろ、Hololensはまだ製品版がリリースされていないのだが、同ARグラスのポテンシャルはVIVEやOculusRiftに匹敵しているのではなかろうか。
Hololensアプリ「HoloDooble」のデモ動画を紹介したUploadVRの記事
https://uploadvr.com/hololens-holodoodle-prototype/
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