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世界的ヒットを飛ばしたLOOPER(ルーパー)やIRON MAN 3(アイアンマン 3)を制作した、ハリウッドのグローバルメディア・エンターテインメントカンパニー、DMG EntertainmentがVRエンターテインメントに力を入れたユニット「DMG VR」を開始し、初のVRカンパニー「Arcturus」を設立したことを発表した。
ArcturusはDMG VRユニットの傘下となるDMG Entertainment初のVRプラットフォーム専用のコンテンツ制作に特化したカンパニーだ。
ArcturusのチームはEwan Johnson氏、Ewan Johnson氏、Andy Stack氏などのストーリテーリングの経験豊富なキーインダストリーのパイオニアに率いられることとなる。
Ewan Johnson氏はPixarとDreamworks Animationのプロダクションチームのリーダーを務めた経験があるストーリーテーリングのプロで、Devin Horsman氏はVRゲーミング業界のリーダーとして広く知られており、2016年にはForbes 30 Under 30に選ばれている。
Forbes 30 Under 30とはForbesマガジンが毎年発行しているリストで、ビジネスインダストリーで活躍する600人が12カテゴリーで30人ずつ選ばれる。
Horman氏はゲームカテゴリーの30人に選ばれている。
Andy Stack氏はYouTube/Googleで360/VRテクノロジーのコンテンツとプロダクトのパイオニアとして活躍してきた経験を活かして今回Arcturusチームのチーフオペレーションオフィサーとして加わった。
DMG Entertainment設立者のDan Mintz氏はこうコメントしている。
「キャンバスとしてのVRは私たちにとって今後ストーリーとクリエイティブなアイデアを形にすることができる新しいやり方を提供してくれる場となります。
私たちはこの新テクノロジーのスペシャリストチームとパートナーになることで、今までのストーリーテーリングの限界を押し上げる革新的なVRコンテンツを世界に出していきたいと思っています。」
Mintz氏によれば、DMG VRは急成長している分野でのトップ企業、特にアメリカと世界での成功が見込める洞察力がある企業のファンディング、買収、パートナーをターゲットとして活動していく予定だそうだ。
「私たちはこれからVRストーリーテーリングのための最先端のテクノロジーを開発していきます。
そのためにArcturusチームはVRコンテンツの新しいスタンダードを作ってくれていくと期待しています。」Mintz氏はこう続けている。
今回チーフオペレーションオフィサーとしてArcturusチームに加わった、Andy Stack氏はこう発言している。
「DMGの世界的に成功してきた実績と大量のリソース、そしてMintz氏のクリエイティブな発想は、テクノロジーにおいてもクリエティブな観点においてもVRコンテンツを今ある可能性からさらに押し上げるのに良い助けになるはずです。
私たちはDMGに加わり、VRコンテンツの未来へのドアを開けることにとてもわくわくしています。」
DMG Entertainmentはグローバルメディア・エンターテインメントカンパニーで映画、TVシリーズ、コミックブック、ゲームなど幅広い分野で活躍している。
スタジオとしての実績はSci-fiフィルムのLOOPER(ルーパー)や世界的ヒットのIRON MAN 3(アイアンマン 3)が有名だ。
今年の後半にはJames Cameron監督と組み、TERMINATOR 2(ターミネーター 2)の3Dスペシャルエディションをリリースする予定だ。
DMG Entertainmentは今回のDMG VRユニット発足とArcturus設立でVR業界参入となる。
Arcturusチームのプロジェクトに関してはまだ発表されておらず、どのようなコンテンツがリリースされるのか、DMG Entertainmentが携わってきた映画やコンテンツに関わるものになるのかどうかなどはまだわからない。
Felix &Paul StudiosやIMAXなどフィルムエンターテインメントの世界でもVR参入を発表している企業はいくつかあり、最近では映画とVRコンテンツのタイアップも多く見られる。
VRがゲームだけではなく他のエンターテインメントの分野にも活躍の場を広げていることがうかがえる。
ハリウッドのメジャースタジオDMG Entertainmentがどのようなコンテンツをリリースしていくのか今後に注目だ。
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