3月4日、午前10時から午後1時のサンディエゴで「Hidden Cash San Diego」が開催される。このイベントでは、ARアプリ『Metaverse』を使って賞金や賞品を入手できるという。


Metaverseは、アプリ内の地図上に表示されたポイントを目指して現実世界で移動する、ポケモンGOのようなアプリだ。実際に物品をもらえるという点では、過去にVRInsideで紹介した『Seek』により近い。



Metaverseでは、地図上のポイントに到達するとキャラクターと出会う。そして、上の動画のようにキャラクターがクイズを出題してくる。キャラクターとのやり取りで、次に繋がるヒントが示されるようだ。それを10回から15回繰り返し、最後には賞品に到達するという。


2016年9月に創業されたGoMetaは、昨年の10月にも同様のイベントを行って地元企業・商店のPRをしている。そう、イベントの会場となるサンディエゴのダウンタウン周辺にある企業がスポンサーとなって賞金や自社のサービスを提供しているのだ。


賞金は20ドルから1000ドルとされている。賞金を獲得したユーザへの支払いは現金ではなく、PaypalやVenmoによって行われる。


賞品は地元のレストランのタコスやコーヒー無料、ヨガ教室のレッスンへの招待などが用意されているという。


 


過去に開催されたイベントは好評だったらしく、イベントのFacebookページによれば今回も600人近くが参加を予定している。さらに1000人以上が興味ありと回答しているので、実際の参加者はさらに増えそうだ。


高額な賞金を獲得できる可能性は低いにしても、お得に近くの喫茶店やレストランの味を試せるクーポンくらいなら獲得できるかもしれない。残念ながら日本ではこういったイベントが広まっていないが、アメリカでもっと一般化すれば町おこしに取り入れる自治体も出てきそうだ。


このイベントとSeekアプリとの違いは、期間が決まっていることだろうか。あちらはスポンサーが設定した宝箱がマップ上に配置されるが、こちらは「イベント」として決まった期間・場所に集中的に配置されるようだ。継続的なプロモーションならSeekの方式が強いが、多数の人を動かす瞬発力ではHidden Cash Sam Diegoイベントに分がありそうだ。



 


参照元サイト名:GoMeta

URL:http://www.gometa.io/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 サンディエゴの街を歩いて賞金を獲得するARイベントが開催予定