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現在アメリカ・サンフランシスコで開催中のGDC2017では、多数の新作VRゲームが発表されるなか、CG技術の規格統一を推進する非営利団体Khoronos GroupがVR・ARのオープンプラットフォーム「OpenXR」構築を目指すことも発表されたことは、すでに本メディアでも報じた。
同プラットフォーム構築のために、VR業界の有名企業がパートナーシップを提携しており、そのなかにはUnity、Epic Games、Oculus、Valve等が名を連ねている(本記事トップ画像参照)。
とくにOculus社はVRオープンプラットフォームというアイデアに肯定的で、先日開催されたCG技術のカンファレンス2017DICEにおいても、同社幹部のJason RubinはオープンなVR市場構築のためには多くの関係企業間の協力が必要である、との見解を述べた。そして、実際、同社はすぐにOpenXR構想に賛同し、協賛金も出資している。
だが、Oculusと双璧をなすVIVEは、OpenXR構想のパートナーシップをまだ締結していないのだ。
同メディアは、GDC2017に来場していたHTCのスポークスマンに、同社がOpenXRについてどう考えているのか尋ねたところ、以下のようなコメントがえられた。
私たちは、Khoronos Groupが提唱するVRオープン・プラットフォームというビジョンを共有しています。
当然、OpenXRという提案に賛同しており、Khoronos Groupに正式にパートナーシップを締結するように働きかけているところです。
現在繁栄しているデジタル・プラットフォームであるPCとスマホに関しても、競合するハードウェアやソフトウェアが存在するにしても、結局はひとつのエコシステムを形成して来た。おそらく、VR・AR市場に関しても、競合企業が共存する単一のエコシステムに向かって行くのだろう。
HTCがVRオープン・プラットフォーム構想に好意的なことを伝えたUploadVRの記事
https://uploadvr.com/vive-working-oculus-open-standards-vr/
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