女性の方が男性よりもVRにフィットネスを求める

女性はVRを使ったフィットネスへの関心が高いらしい。VR Fitness Insiderが社会科学者の発見を伝えた。

女性もVRに興味がある

テレビゲームやVRに興味を持つのは男性が多いイメージがあるかもしれないが、女性もVRに関心を持っている。

PC用に作られた、難易度が高くて複雑なゲームをプレイしたり、MMORPGにどっぷりで長時間過ごすのは男性というイメージがあるのではないだろうか。10代から20代の男性が長時間MMORPGを遊ぶ傾向にあるのは事実だ。彼らはゲームが大好きだ。

しかし、任天堂やソニーの家庭用ゲーム機向けに開発されたソフトには、女性を対象としている作品もある。PC用であっても、男女を問わず幅広いプレイヤーに受け入れられているカジュアルな作品は少なくない。

結局のところ、男女を問わずゲーム好きはいるのだ。違うのは、好むジャンルである。

中でも自分の身体を動かすことで運動になるようなゲームに関しては、女性の方が男性よりも興味を持っているかもしれない。

性別によって、VRに対する意識はどのように異なるのだろうか？

調査によれば、女性はVRの持つ可能性、ポテンシャルに関心がある。しかも、ヘッドセットやコントローラー、さらにはPSVRのためのPS 4といった最新のVR機器を購入する傾向があるという。

調査方法や内容、サンプル数といった詳細は明らかにされていないが、男性よりも女性の方が最新のVR機器を購入するのだろうか。そうだとすれば、やや意外な結果である。

女性の方がVRを使ったフィットネスに関心が強いのは想像通りだ。VRフィットネスに関して、興味レベルは男女でかなりの差があるという。

男性がVRアプリケーションのリアルさに注目している一方で、女性はVRによる吐き気や疲労を気にするユーザが多いようだ。また、VRの複雑さをより不安に感じているのは女性である。

男性はVRフィットネスに興味が無いのだろうか？

おそらくそうではない。VRを使って運動をするよりもゲームをする方が、現時点では人気があるというだけだろう。

フィットネスアプリは、基本的に一人で取り組むものだ。男性もソロプレイ用のゲームを遊ぶが、フレンドとオンラインで協力や対戦ができるゲームに流れているのだろうと考えられる。

将来的には、男性もVRフィットネスを利用するようになるだろう。

現在人気のあるゲームをプレイするゲーマーは、何時間もソファに座っていることになる。将来のゲームでは、プレイヤーは頻繁に立ち上がり、身体を動かさなければならないだろう。

それはゲームを没入感のあるものにする方法である。そして同時に、現実で健康的に生きる方法でもある。ゲームとフィットネスは融合して、現実世界と作品世界の双方をより良いものにしてくれるはずだ。

現在VRヘッドセットを所有していない人の4分の1がVRをフィットネス目的で使うという。一方で、VRゲームをする人は30%未満にすぎない。

最近の調査によれば、調査に答えた人の35%がVRでのフィットネスに興味を持っている。

これだけ多くの人がVRでの運動に関心があるのだ。やがて、VRは退屈なジムでのトレーニングを変えることになるだろう。

情報提供元： VR Inside