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「でも、書店にいってもし売ってなかったら面倒…」…というわけで、Amazonの通販でお手軽に手に入る書籍の中から、VRに詳しくなれる書籍を厳選して7冊ご紹介!
2017年、ますます活性化が必至のVR業界。
今更人に聞けないVRの基礎知識からノウハウ、専門知識を学べるAmazonで人気のVR本、VR書籍をご紹介。
Kindle版が発売されている本も多く、今からでもVRを知るのは十分に間に合う!
ゲーム系のジャーナリストとして知られる新 清士氏がVR市場の展望を描いた一冊。
ゲーム系に詳しい新氏だけあり、OculusRiftやHTC VIVE、プレイステーションVRといったヘッドマウントディスプレイといったデバイスがもたらす体験と、その事例について詳細に書かれている。
その上で個々の事例から、何故VR市場が現在注目を集めているのかについても解説。
VRの歴史や背景のほかに、新氏の実体験もまじえて執筆されているため具体的なイメージが湧きやすく、VR初心者にはオススメ。
目次
序 章 VRビジネスの大潮流――熱狂はなぜ産まれたのか?
第1章 VRの現在――映画とゲームをつなぐものは何か?
第2章 ハイエンドVRの夜明け――オキュラスはなぜ生まれたのか?
第3章 日本のVRビジネス――独自のビジネスモデルは生まれるのか?
第4章 VRからAR・MRの時代へ――これから登場するビジネスとは?
インターネットによって物理的な形状をもたない情報はすべて無料化へ進むと告げ話題になった「FREE」の作者、クリス・アンダーソンが編集長を務めたテクノロジーメディア「WIRED」。
その「WIRED」の初代編集長であるケヴィン・ケリーがテクノロジーについて書き起こした書籍が本書。
VRだけでなく、自動運転や数々の予測システムを実現するAIやスマートホームを実現するIOT、電子通貨「ビットコイン」を支える技術・ブロックチェーンなど、現在のテクノロジーがこの先向かう方向を12個の種類に分類して解説。
VR・ARは「INTERACTING」という章で記述されており、その章では架空の30年先のAR教育アプリを記述している箇所がある。
これは以前、我々のメディアで紹介したHololensピアノ教育アプリ「Teomirn」に似ており、まさに未来を言い当てていると言っても過言ではない書籍。
VRのみならず、未来のテクノロジーを見通す書としてオススメ。
関連記事:30年先の教育現場がここに。Hololensピアノ教育アプリ「Teomirn」デモ動画公開
工学者であり、日本バーチャルリアリティ学会初代会長を務めた舘暲氏によるVRの入門書籍。
OculusRiftやHTC VIVE、プレイステーションVRなどのVRハードや、VRのソフトウェアといった具体的な側面からではなく、そもそも「VRとはなんぞや?」というマクロな観点からアプローチした書籍。
VRゲームやVRコンテンツを単純に知りたいというより、VRという分野に対して体系立てて深く知りたいという人に向いた書といえる。
舘氏が工学者であるということや、マクロな観点からアプローチしていることから、「理解が難しいのでは?」と心配する人もいるかもしれないが、そこは「入門書」だけあって平易にわかりやすく書かれている。
目次
第1章 バーチャルリアリティとは何か
第2章 バーチャルリアリティが変える世界
第3章 バーチャルにものを見る
第4章 バーチャルに音を聴き、運動を体感する
第5章 バーチャルに触り、操る
第6章 バーチャルリアリティと実空間―オーグメンティド・リアリティ
第7章 バーチャルリアリティとロボット―テレイグジスタンス
VRハードウェアからVRコンテンツまで幅広く取り扱い、VR業界のキーマンへのインタビューも掲載されるVR情報の総合誌。
コンテンツの紹介のみならず、簡易的なVRコンテンツの開発方法入門なども掲載されており、現在のVRをスナップショット的に理解するのにうってつけな雑誌。
雑誌にしては価格がやや高めな印象があるものの、毎回ダンボール製VRゴーグルが付録についていることを考えると納得がいく。
VRを体感するにしても、VRコンテンツの開発をトライするにしても、付録のVRゴーグルによって即座にチェックできるのはありがたい。
ビジネス誌である東洋経済らしく、VRに対してどのようなプレイヤーがどのような立ち位置で絡んでいるか、VR市場を俯瞰的にまとめた内容。
「週刊東洋経済」2016年4月16日号掲載の6ページ分を電子化したものなのでページ数は少ないが、短時間でザックリとVR市場を掴めるため、コストパフォーマンスは高いといえる。
「プレイステーションVR」のソニー・インタラクティブエンタテイメントや「Gear VR」の韓国サムスン電子、オキュラスやHTCといったVrプラットフォームのキーマンによるVR戦略が掲載されており、4社の戦略を比較することができる点もよい。
目次
VRマネー
VR元年が到来 大手プレーヤーが参戦
ハリウッドも触手 25年には20兆円規模か
ぬぐえぬバブル懸念 3Dテレビの二の舞か
VR元年はこれで勝負します
ソニー・インタラクティブエンタテインメント「PlayStation VR」
サムスン電子ジャパン「Gear VR」
米オキュラス「オキュラス・リフト」
HTC NIPPON「HTC Vive」
VRコンテンツについての編集方法や撮影方法、費用規模といった制作ノウハウを、実際の事例に基づいて解説した書籍。
TV番組などで技術支援も行ってきた著者が、一般的な映像系コンテンツとVRコンテンツとの違いをふまえて事例を紹介。
制作時に発生したトラブルが「VRあるあるトラブル集」としてまとまっており、一度でもVRコンテンツを作った人間であればうなづけるところも多いのでは?
これまでの事例毎に制作期間や費用感をつかめるため、VRコンテンツを外注したいと考えている「製作」の際にも参考になる書籍。
目次
Part 1:VRを取り巻く状況
Chapter 1 なぜ、いまVRがアツイのか?
Chapter 2 VRコンテンツの仕様を考える
Part 2:事例で見るVRコンテンツ
Chapter 3 実写系コンテンツ
Chapter 4 CG系コンテンツ
Chapter 5 周辺技術・ツール
Appendix1:VRあるあるトラブル集
Appendix2:制作会社紹介
ゲームや動画だけではなく、様々な領域に普及しはじめたVR。医療現場もVRが影響を与えつつある領域の一つだ。
たとえば、VRがあれば本来は参加できないような手術の現場にも学生が立ち会えるようになったり、バーチャルな患者に模擬手術ができるようになったりする。
また、患者に疑似的な体験をさせることでPTSDや恐怖症といった症状を緩和させる試みも行われている。
こうした医療とVR・ARの関わりについて、最新技術や最新事例を紹介してくれるのが本書。
「自分が興味を持っているのは医療ではなくVRなんだ!」という人もいるかもしれないが、スマホ向けARで話題となったアプリ「セカイカメラ」開発に関わったテクノロジストが挑むヘルスケアサービスについても言及されており、VRテクノロジーに興味がある人であればモチベーションを失わずに読むことができそうだ。
目次
Part 1 医療現場で起こる革新的VRの衝撃
Part 2 臨床やリハビリ、医学教育で活躍するVR/AR活用レポート
Part 3 人体VR画像が無料で作れる、気軽に試せる、実践医療VR
Part 4 医療VR/ARを今すぐ体験できる、実践に役つアプリ集
VRは注目、興味が集まっているものの、まだまだ黎明期ともいえる。
書籍を通じてVRについて理解する際にも、今であればまだ学ばなければならないボリュームが少なく、ハードルは低い。
この機会にVRについて1段階深く理解してみるのはいかがだろう?
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