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CurbedがIndiegogoでクラウドファンディングを実施中のHayoを紹介している。
Hayoは、ARによるスマートホームシステムの操作を可能にするガジェットだ。部屋の照明・オーディオからセキュリティシステムやお掃除ロボットまで、対応する機器をまとめてコントロールしてくれる。
Hayoに接続されたスマートガジェットを操作するには、現実に重ねて設定したARのスイッチを利用する。記事の一番上にある画像や上の動画で確認できるイメージだ。机の上に飾ったインテリアをスイッチにして、部屋の照明を点けたり消したりすることもできる。
Hayoの特徴が、スマートホームシステムの操作にARリモコンを用いていることだ。これまでに計画・販売されたガジェットは、音声認識を基盤とするものが多かった。
話しかけるだけで機械を操作できるのは確かに未来的だが、スマートかどうかは微妙なところである。テレビの電源を入れるだけならば、アシスタントに頼むよりもリモコンのボタンを押したほうが速い。
その点Hayoは本当にスマートだ。手を伸ばすだけでリモコンと同じように操作できるし、リモコンそのものをなくしてしまうこともない。組み合わせるスマートガジェットや設定によって、自分に合った便利な家を作り上げられる。
ARによる操作は便利だが、難点もある。一番は認識精度の問題だ。
壁にスイッチを設定したはずなのに、押しても押しても反応しない……といったことも考えられる。公式サイトやIndiegogoの映像を見る限りでは高い精度を持っているようだが、設置する環境によってもどの程度の性能を発揮してくれるかは異なるだろう。
画像・動画の利用イメージよりも多くのスイッチを部屋中に設定した場合、誤認識の不安もある。テレビやエアコンのリモコンのように多くのボタンを狭い範囲に設定するのは難しいだろう。
また、設定自体の手間や複雑さも難点だ。Hayoは自動的に部屋をスキャンしてくれるというが、バーチャルスイッチの設定を自分で行う必要がある。スマートホームシステムが一般に受け入れられれば変化するとしても、今のところはガジェット好きのためのおもちゃという側面が強そうだ。
現在、HayoはIndiegogoで出資を募っている。約1月の期間を残して、202人から目標額8万ドルの77%を集めた状態だ。
219ドルと送料でHayo1台を購入できる。約2万5千円なので、送料込みで3万円弱と考えれば良いだろう。出荷は2017年の9月になる予定だ。
他にもオリジナルTシャツが付属するパックやHayo3台のセット(リビング、キッチン、寝室といった複数の部屋での利用を想定している)、開発チームと会える権利が付くパックも提供されている。
参照元サイト名:Curbed
URL:http://www.curbed.com/2017/2/14/14604600/smart-home-devices-hayo-augmented-reality
参照元サイト名:Hayo
URL:http://hayo.io/
参照元サイト名:Indiegogo
URL:https://www.indiegogo.com/projects/hayo-augmented-reality-for-your-connected-home#/
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