海外メディアUploadVRは、2017年2月10日の記事において、Amazonが開発中のゲームエンジンの最新デモアニメを紹介した。



同メディアは、Amazonが開発しているVRゲームエンジン「Lumeryard」(「木材置き場」という意味)の最新デモアニメを紹介した。


2017年2月9日に公開された同デモアニメは、3種類の機能を実行している。


ひとつめの機能は「ビデオプレイバック」である。この機能は、ゲームエンジンで作成した任意のオブジェクトに対して、動画を挿入するものである。デモアニメでは、平面的なオブジェクトはもちろんのこと、球体のオブジェクトに対しても動画を挿入している様子が確認できる。挿入できる動画は2D動画だけではなく、360°動画もサポートしている(下のgifアニメを参照。上が壁と球体に動画を挿入したデモ。下が360°動画を挿入したデモ)。




ふたつめの機能は「触覚フィードバック」だ。この機能は、Oculus TouchとVIVEコントローラーのようなハンドジェスチャー・コントローラーに対応したものだ。デモアニメでは、ブロックで構成された手から次々とブロックを投げる様子を見ることができる。



みっつめの機能は「音声生成」。この機能は、VR空間内で起こる任意のイベントに音声を付加するものだ。デモアニメでは、ドレミの音が付加されたドミノが倒れて行く様子が確認できる。もっとも、デモアニメには音声がついていないため、実際にドレミの音を聴くことはできない。



現在1.7ベータ版がリリースされている同ゲームエンジンは、Oculus Rift、VIVE、そしてOSVRをサポートしている。実装される予定の機能には、既存の2大ゲームエンジン「Unity」「Unreal」と決定的に異なるようなものはないようだ。


しかしながら、オンラインショッピングにおける巨大プラットフォーマーが開発元であるという事実が、2大ゲームエンジンにはない大きなメリットとなっている。というのも、同ゲームエンジンで開発したVRコンテンツをAmzonから配信できる可能性があるからだ。


同ゲームエンジンの正式版のリリース日は不明であるが、その開発進捗が注目に値するプロダクトであることは間違いないだろう。


Amazon開発中のゲームエンジン「Lumberyard」の最新デモアニメを紹介したUploadVRの記事

http://uploadvr.com/amazon-lumberyard-showcase/


上記記事のソース元となったAmazon開発者ブログページ

https://aws.amazon.com/jp/blogs/gamedev/now-available-vr-sample/


Lumberyardダウンロードページ

https://aws.amazon.com/lumberyard/downloads/



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情報提供元: VR Inside
記事名:「 Amazonが開発中のVRゲームエンジン「Lumberyard」の最新デモアニメが公開