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しかしダウンロード購入が当たり前のスマートフォン向けゲームが普及して以降、家庭用ゲームソフトにおいてもダウンロード購入という形式が広がりつつある。
まだまだゲーム本編はパッケージで販売されているものの、追加コンテンツについてはほとんどダウンロード購入という状況だ。
そんな中とりわけ、プレイステーションVR“専用”コンテンツはダウンロード購入が基本となっている。
ダウンロードコンテンツはもちろん大きなメリットを持っているが、VR向けの追加ダウンロードコンテンツに限った場合、どう起動してプレイしたらいいのかわからないというデメリットも持っているようだ。
そこでこの記事では、プレイステーションVR向けの追加ダウンロードコンテンツのプレイ方法についてまとめてみた。
その前にまずは、ダウンロードコンテンツのメリット/デメリットについて改めて振り返ってみよう。
ダウンロードコンテンツのメリットは、オンラインショップで注文後届くまで数日待ったり、交通費をかけてお店に出かけていったりといった時間や手間なくプレイできるということ。
特にファンにとって大きなメリットとなるのが事前ダウンロード購入。
ゲームソフトそのものを発売日に先駆けてダウンロード可能にすることで、発売日に日付が切り替わったその瞬間…まさに0時0分からプレイ可能にするという仕組みだ。
ゲームをやりたくてたまらないファンにとって、これほど幸せな仕組みはないと言える。
一方、ダウンロードコンテンツのデメリットは、物理的なパッケージやマニュアルなど、残るものがないのでコレクター的なファンにとっては物足りないということ。
さらに、マニュアルの参照が場所がわかりにくい、あっても情報が乏しいといったことから、プレイ方法がわかりづらいといった事態も発生する。このデメリットが「追加コンテンツ」、そして「VR」といった要素と組み合わさった時、思わぬプレイしにくさを生んでしまう。
どういうことか? より具体的に見ていこう。
ゲーム本編を購入した場合、そのゲームはプレイステーション4の「ライブラリ」に収録されるため、起動方法がわからないということは基本的にない。
一方で、追加コンテンツの場合、起動方法がゲームによってまちまち。
タイトル画面のメニューに追加コンテンツが加わるというゲームもあれば、特にメニューなどには表示されず、ゲーム中に実行可能なボタンがひっそりと増えている…というゲームもある。
この傾向は「いかに現実同様リアルに表現するか?」を追求するプレイステーションVRでより強まるようで、ピンポイントに追加ダウンロードコンテンツを楽しみたい(起動したい)という時に迷ってしまうというケースが少なくない。
そこで、プレイステーションVRにおける主な追加コンテンツの軌道方法をまとめてみた。
追加コンテンツをダウンロードすると、タイトル画面のゲームメニューにおいて、選択可能なメニューが増えるというパターン。
ゲームをプレイする際にいやでも追加コンテンツの存在を目にすることになるので、非常にわかりやすい。
「アイマス」のライブがVRで楽しめてしまうという「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」。
2016年11月16日より、ライブ楽曲が追加コンテンツとして配信されている。
本作は、追加コンテンツがゲームメニューに追加されるパターンのゲームだ。
もともとライブ楽曲を選んでライブを楽しむという形式のゲームであり、追加コンテンツも新しいライブ楽曲であるため、メニューに追加されるという形式が自然な形といえる。
初代「バイオハザード」に迫る恐怖が堪能できると話題の「バイオハザード7 レジデントイービル」。
1月26日に発売されたばかりの本作だが、1月31日に追加ダウンロードコンテンツ「発禁フッテージ Vol.1(BANNED FOOTAGE Vol.1)」が発売されている。
「発禁フッテージ Vol.1(BANNED FOOTAGE Vol.1)」では、監禁された寝室から脱出をはかる「ベッドルーム」と、モールデッドが巣食う地下室でのサバイバルが楽しめる「ナイトメア」、さらに超高難度のミニゲーム「イーサン マスト ダイ」というコンテンツを収録。
これらのコンテンツは、メニュー画面において「LOAD GAME」の下に表示される「EXTRA CONTENT」を選べばプレイ可能だ。
ダウンロードコンテンツを求めて怖い思いをしながら館を探し回る羽目にならなくて一安心といったところか(もちろんダウンロードコンテンツで怖い目に遭うわけだが…)
追加コンテンツをダウンロードすることで、ゲーム内にプレイヤーの取れる選択肢が増えるというパターン。
追加された選択肢が早い段階で登場してくれれば、素早くピンポイントに追加コンテンツを楽しめるが、そうでない場合、なかなか追加コンテンツに至れないといことも…。
その一方、「メニュー」や「追加コンテンツ」といった、「ゲームという作り事におけるお約束事項」を持ち込んでいないため、作品内のリアルさが高く保たれているという作品としての良さもある。
巨大マシン「RIGS(リグス)」を操作して競技を行い、勝敗を競う対戦型ロボットアクション「RIGS Machine Combat League(リグス マシン・コンバット・リーグ)」。
12月27日に配信された冬季アップデートは、新規アリーナ新規アリーナ「Zurich」や、新型RIGS「APX」シリーズなどが追加。
ゲーム内でそれぞれに関連したメニューを開くと、コンテンツが追加されているのを確認できる。
タイトルのメニュー画面で確認するという形式ではないものの、本作の場合競技シーンの前に必ずメニューから選択するため、追加コンテンツの存在に気づかないということはないだろう。
女子高生宮本ひかりちゃんの家庭教師として一週間を過ごすことになる育成ゲーム「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」。
12月1日にかゆみ止めを塗るイベントや、ケーキの食べさせあいイベントなどを収録した追加体験パック「セカンドフィール」が配信されて以降、精力的に追加ダウンロードコンテンツが販売されている。
最も新しい追加コンテンツは、1月26日に配信された「サマーレッスン:宮本ひかり エクストラシーン 花火大会編」。
その名の通り、ひかりちゃんと一緒に花火大会が楽しめるという追加コンテンツだ。しかもひかりちゃんは浴衣姿!
本作の場合、追加衣装については衣装メニューに追加されるため、プレイヤーが選択可能だが、追加イベントについてはゲーム内のイベント発生時点までプレイする必要があり、ダウンロードされた追加コンテンツを即座に、直接的に選択できるという形式ではない。
たとえば追加パック「デイアウト」で追加された屋外レッスンは、レッスンの選択時に「体力づくり」を選択することで体験可能だが、花火大会を体験するためには喫茶店でひかりちゃんからかかってくる電話によってイベントを体験可能…といった格好だ。
追加コンテンツをダウンロードしたら、すぐその内容を体験したくなってしまうものの、いきなりメニューから花火大会を選んでそれだけ体感するというのはリアルではなく、没入感を削ぐ結果に繋がってしまうので、本作においてはこの形がベストといえるだろう。
追加ダウンロードコンテンツのプレイ方法については、基本的にゲーム内のマニュアルやヘルプに記載されているので、迷ったらまずはそちらを確認してみよう。
それでもわからなかった場合は公式サイトを確認するのがオススメ。概ね公式サイトに記載されているぞ!
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