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FineExtraがLloyds Banking Groupの取り組みについて伝えた。Lloydsは、250年の歴史を持つ老舗である。そんな銀行がARアプリの開発に取り組んでいるという。
Lloydsが開発しているのは、聴覚に障害のある利用者のためのARアプリだ。このアプリは財務資料を読み取り、その内容を手話(British Sign Language)で伝える。テキストだけでは理解しにくい資料の内容を解説するのが目的だ。
Signlyと呼ばれるこのアプリは、Intermedia Solutionsと聴覚障害者のための慈善団体であるDeafaxを創設したマーク・アプリンが考案・開発したものだ。Lloydsはこのアプリを本格的に展開する前に、より大規模な試験を行うことを検討している。
BSLは独自の文法構造を持つ言語だ。一般的な英語とも、Signed Supported Language(SSL)とも異なるところがある。
BSLは完全な手話とも言える。手で表現することに最適化されているため、通常の英語とは異なる部分が多い。一方でSSLは、手の動きによる単語の表現を英語の語順で行う。SSLは耳の聞こえない子どもたちが英語を学ぶときや、健常者と聴覚障害者が混ざっている状況で使われることが多い。
試験において、Signlyは印刷物とオンラインテキストの両方を手話に翻訳する。耳が聞こえにくいか全く聞こえない顧客が財務資料を理解する助けとしての役割が期待されている。
参照元サイト名:FineExtra
URL:https://www.finextra.com/newsarticle/30049/lloyds-tests-augmented-reality-app-for-hard-of-hearing
参照元サイト名:Lloyds Bank Group
URL:https://www.lloydsbank.com/
参照元サイト名:british-sign.co.uk
URL:http://www.british-sign.co.uk/
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