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以前に本メディアでも報じたようにGoogleは、昨年10月に立ち上げたDaydream対応アプリストア「Daydream Home」に関して、アプリの品質を担保する目的から、Daydream対応アプリを開発したいデベロッパーに事前にアプリ開発申告を行うことを義務づけていた。
事前申告の段階で、品質に問題があるかも知れないアプリ、および粗悪なアプリを乱開発するかも知れないデベロッパーを、問題が起こる前に未然に排除していたのだ。このDaydreamアプリ開発の事前申告制は、2017年初頭まで実施するとされていた。
2017年になって、GoogleはDaydreamアプリ配信ルールを改定して、事前申告制から開発済みのアプリを同社に提出して配信可否を判断する許可申請性に改めた。
許可申請性になったことで、Daydreamアプリの開発自体は全くの自由となるので、Daydreamアプリ市場が拡大することが予想される。
Daydreamアプリを自由に開発できるとしても、Googleの審査をパスしなければDaydream HomeおよびGoogle Playに配信できない。
GoogleのVRアプリ審査基準は、Daydream App Quality Requirementsという名称のルールで定められている。
同ルールは、以下のような4つの観点から構成されている(詳しくは本記事下部のリンク先を参照)。
以上のルールがどの程度厳密に適用されるかは不明であるが、すでにDaydream Homeに並んでいるアプリからデザイン性および機能性が著しく逸脱していなければ、配信できると考えるのが自然である。
Daydream ReadyスマホおよびDaydream Viewの日本本格参入はまだ果たされていないが、今回の配信ルールの改定によって、日本にDaydreamが上陸した暁には一挙にDaydream市場が拡大する下地ができたと言えるだろう。
Daydreamアプリ配信ルールページ(英語)
https://developers.google.com/vr/distribute/daydream/
Daydream App Quality Requirementsページ(英語)
https://developers.google.com/vr/distribute/daydream/app-quality
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