Oculus Storeに年齢認証システム『IARC』が導入。各国の年齢制限の基準のズレを解決

Oculusが現地時間1月17日、各国の年齢制限の基準のズレを解決する年齢認証システム『International Age Rating Coalition（IARC）』をOculus Storeに導入したことを、ブログで明らかにした。

『IARC』による年齢制限

『IARC』が導入されたことにより、Oculus Storeで配信されている全てのタイトルは、『IARC』の規定に基づいたプロセスに沿い、推奨年齢を表示しなければならなくなった。

しかしこれはOculus Store利用者を縛るようなものではなく、むしろ、開発者と消費者どちらにとっても利点のあるシステムである。

開発者の悩みの種の一つに、国によって異なる「ゲームの年齢制限システム」というものがあり、このズレによって世界に向けてゲームを配信したい開発者の間で問題が生じていた。

だが、今回の『IARC』導入によりその問題は解決され、同時にいくつもの地域に配信することが簡単となったわけだ。

開発者の配信が楽になっただけでなく、消費者は住まいの地域の基準と何ら変わりない安心の年齢制限基準でゲームタイトルを選定できるようになる。

Oculus Storeで配信されている全てのタイトルは『IARC』に適用しなければならなくなった。

その適用方法は以下のようである。

これからOculus Storeでタイトルを配信しようとしているクリエイターは、新しいタイトルをアップ（配信）する際に、年齢制限に関する簡単な質問がいくつか、『IARC』にのっとり自動的に行われる。

それに答えるだけで完了である。

予想される質問の内容は、「流血するシーンがあるか。」など

既にOculus Storeでタイトルを配信しているクリエイターは、これから『IARC』のプロセスを完了しなければならないが、こちらも数分間ほどで完了することができる。

そのプロセスとは以下である。（2017年3月1日までに終わらせなければならない。）

1、アプリのページに飛び、自身のOculusダッシュボードを開く。

2、「Request IARC certificate（IARC認証リクエスト）」ボタンをクリック。位置は左側のナビゲーション枠にあるSpecタブの下

3、IARCから出されるいくつかの質問に回答し、最後に年齢認証をリクエストすれば完了。

注意点

・質問にすべて回答を記入したか確認すること。

・最後のリクエストがきちんと送信されたか確認すること。

・質問の回答を始めてから1時間以内に完了させなければ無効となる。

以上の情報は下記のリンク先であるOculusのブログからも確認できる。

https://developer.oculus.com/blog/oculus-store-transitions-to-iarc-age-and-content-ratings/

情報提供元： VR Inside