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Xbox One専用ゲーム「D4: Dark Dreams Don’t Die」を制作したことで知られるゲームクリエイターのSWERY氏が、昨年11月に新たにゲームスタジオ「White Owls」を立ち上げた。
そして、2017年1月16日、同氏は同スタジオ公式サイトに「御挨拶」を掲載し、今後の活動の方向性を明らかにした。
同スタジオ公式サイトにはVRコンテンツのカテゴリーが設けられていることから、同氏によるVRコンテンツ制作も期待される。以下では、同氏の経歴を紹介した後、新スタジオの性格、そして同氏とVRの関わりをまとめていく。
ゲームクリエイターSWERY(本名は末広秀孝)氏は、大阪芸術大学で映画と映画広告制作を専攻した後、ゲーム業界に入る。同氏の名前がワールドワイドとなったきっかけは、ホラーゲーム「Deadly Premonition(邦題:レッドシーズプロファイル)」であった。同ゲームは”最も評価の分かれるサバイバルホラー”としてGUINNESS WORLD RECORDにも認定される。
その後、Xbox One専用ゲーム「D4: Dark Dreams Don’t Die」を制作。同ゲームはKinectを使った新感覚のゲームとして再び世界の注目を集める。
2015年11月6日より持病の治療のため療養生活に入り、2016年8月31日をもってアクセスゲームズの取締役を退任。2016年11月1日、ゲームスタジオWhite Owlsを立ち上げ、2017年1月16日に同社公式サイトに「代表からの御挨拶」と題してメッセージを掲載する。
ちなみに同氏は、僧侶の資格を持っている。
同氏が新スタジオで目指していることは、「代表からの御挨拶」のなかで語られている。以下にその一部を引用する。
我々、White Owlsもそんな神秘的な存在になれるよう、これからゆっくりと成長していければと思います。
なお、同スタジオ公式のカテゴリーにはゲームはもちろんのこと、「バーチャル」「書籍」といったものも設けられており、同氏の独創的なコンテンツをジャンルにとらわれずに発表していこうとする意図がうかがえる。
同スタジオ公式サイトに「バーチャル」というカテゴリーがあることも分かるように、同氏は今後VRコンテンツ制作に関わっていくのに意欲的だ。
同氏とVRの関わりに関しては、2017年1月16日に公開された国内ゲームメディアのファミ通が行ったインタビュー記事で詳しく述べられている。
その記事によると、同氏は大阪電気通信大学の寺山直哉教授、廣瀬俊彦教授の研究室の大学院生と協力してVR Media Research Projectを展開しており、同プロジェクトのFacebookが新スタジオ公式サイトに埋め込まれている。
同プロジェクトは、新ゲームスタジオの制作活動というよりはSWERY氏個人の創作活動という性格が強いようだ。しかし、同氏が言うにはVRコンテンツを制作するチャンスに恵まれたら、すぐにでもアイデアを実現すべくエンジンがかかるだろう、とのこと。
独創的なアイデアを産み出せるSWERY氏およびWhite Owlsには、まだ見ぬVRの可能性を解き放つようなコンテンツを制作することを期待したい。
White Owls公式サイト(日本語)
http://www.whiteowls.co.jp/home-jp
Wihite OwlsとVR制作において協力関係にあるVR Media Research ProjectのFacebookページ
https://www.facebook.com/VR-Media-Research-Project-211195045950807/
SWERY氏のVRに関する見解が述べられているファミ通のインタビュー記事
https://www.famitsu.com/news/201701/16124453.html
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