顔を認識してARで情報が表示される。『Blippar』がSF映画の世界を実現？

Business Insiderが『Blippar』がリアルタイムでの顔認識に対応したと伝えている。現在のところ、公式ホームページではまだ顔認識対応の情報が掲載されていない。

『Blippar』は広告や商品のパッケージ、雑誌のページといったものを認識してARによる情報表示を行うアプリだ。オレオやドクター・ペッパー、ペリエといった日本でも知られているブランド・メーカーがプロモーションに利用してきた。これまでは「モノ」に関する情報を伝えるアプリだったが、このほど「顔」にも対応するという。

どうやら、最初は公的な人物の顔を登録したデータベースが作られるようだ。リリース時点で7万人以上が登録されるとも言われており、世界の有名人や歴史上の偉人が含まれるのではないかと思われる。テレビに出演している俳優の名前を忘れたときや、Twitterでフォローしたいときに役立つのではないだろうか。

また、自分のプロフィールを設定して現在の気分や好きな写真を表示したり、SNSアカウントとの関連付けをしたりもできるという。（アプリで）顔を見るだけで趣味の合う人を探せる時代が来るのかもしれない。一方で、プライバシーの問題に関わるこの機能はオフにすることもできる。

『Blippar』は、全世界で6,500万人以上が利用しているアプリだという。