海外メディアDigital Trendsは、2016年11月17日の記事において、ARデバイス「ZapBox」を紹介した。



同メディアによると、2016年11月17日、ARデバイズ「ZapBox」がKickstarterで資金調達を開始した。


同デバイスは、外見こそGoogle Cardboardに似ており、実際に使用する時もスマホをデバイスに挿入するのだが、機能的にはHololensのように現実世界にバーチャルなオブジェクトをオーバーレイ表示するARデバイスだ。


さらに同デバイスを使ってプレイできる専用アプリは、スマホ対応ARアプリのようにスマホから操作するのではなく、専用コントローラーを使って操作可能となっている。


最も驚くべきことは、グラフィックこそ目劣りするものもHololensライクでありながら、何とHololensの100分の1である1セット$30なのだ!



驚くべき低価格でHololensライクな機能を実現している秘密は、CardboardライクなARゴーグルに付属している専用コントローラーと「ポイント・コード(point codes)」というパーツにある。


専用コントローラーとポイントコードには、スマホカメラが認識するARマーカーが印刷されており、これらはARゴーゴルを装着したユーザーの位置や手の動作をトラッキングし、ARオブジェクトの描画位置を決定する機能を担っている。


ZapBoxの専用コントローラーとポイント・コード


同ARデバイスの専用ARアプリを開発するためのプラットフォーム「ZapWorks」も公開されているので、ユーザーは自分が欲しいARアプリを自由に開発することができる。


開発プラットフォームを公開することに関して、同デバイスを開発しているZapparのCEOであるCaspar Thykierは次のように述べている。


「ZapBoxアプリの開発プラットフォームを公開することは、自分たちのアプリを作りたがっている開発者のコミュニティーにとっては非常に好都合です。


開発プラットフォームがあることで、開発者たちは、自分たちのアイデアを簡単かつ早く試すことができるのです。」


なお、ZapBoxのクラウドファンディング・キャンペーンは2016年12月16日までの1ヶ月間行っており、2016年11月21日時点で目標額$30,000のうち$19,797調達している。


KickstarterのZapBoxキャンペーンページ

https://www.kickstarter.com/projects/713418541/zapbox-experience-mixed-reality-for-just-30


参照元URL:http://www.digitaltrends.com/virtual-reality/zapbox-kickstarter-campaign/#/4


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 Hololensライクなのにたった$30!ARデバイス「ZapBox」がクラウドファンディング開始