HTCが中国深セン市政府との提携を発表したと、UploadVRが報じた。同社は深セン市政府とともに二つの新しい取り組みを開始するという。


一つは、新しいVR研究施設である。この研究施設ではセンサー、ディスプレイ、グラフィックス、データの視覚化、人間と機械の相互作用その他の分野で画期的な成果を挙げることを目指す。企業、大学、研究機関、投資機関の人材が共同で働き、医療、軍事、エンジニアリング、設計、製造といった様々な分野と中国都市におけるVR経済を活性化することを目指すとしている。


Oculusのような業界のライバル企業も、長期的な視点でVRを開発し、業界の覇権を握るために独自の研究チームを組織している。このような組織は西欧に多数あるが、中国ではUploadVRが知る限り初めての取り組みだと伝えている。


深センVR投資ファンドも、深セン工業推進ファンドの援助を得て設立された。様々な企業の資金となって成長を後押しし、中国におけるVR産業の活性化のために100億元(約15億ドル)が初期投資として用意される。


声明の中で、HTCの会長兼共同創業者であるシェール・ワンは研究開発センターと投資ファンドが「深センのVR産業の発展を加速させ、都市の研究開発力を高めることになる」と述べた。


この二つは、HTCの取り組みの中でも最新のものである。同社は、今年の初めにVive X acceleratorを開始した。これは、スタートアップ企業を探して指導とワークスペースの提供、ことによると資金援助を行うためのプログラムである。次いで、投資会社を集めてVRベンチャーキャピタルアライアンス(VRVCA)を設立した。最近では、中国でもバーチャルリアリティアライアンス業界の設立を援助し、同業界が直面する問題を解決するために企業を束ねた。


参照元サイト名:uploadvr

URL:http://uploadvr.com/htc-announces-shenzen-vr-investment-fund-chinese-vr-research-institute/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 HTC、中国で約1,600億円の投資基金と研究機関を発表