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同メディアによると、2016年10月21日、ロシアのデバイス・スタートアップのFinch VRはモバイル型VRヘッドセットに対応したフィンガーコントローラー「Finch」のトレーラー動画を公開した。
Gear VRやGoogle Cardboard、そして先日発表されたばかりのGoogle Daydream Viewのようなモバイル型VRヘッドセットに共通した課題として、VIVEコントローラーのような直観的な操作を可能とする専用コントローラーが存在しないことがある。
「Finch」は以上のようなモバイル型VRヘッドセット全般の課題を解決することを目指して開発され、トレーラー動画を見れば分かる通り、指と腕の動きをトラッキングするセンサーを実装したコントローラーとなっている。
指の動きは親指、人差し指、そして中指にはめるリングからトラッキングされ、人差し指のリングにはタッチパッドも実装されているので、人差し指で押すような動作でコマンドが実行できる。
上腕部に専用アームバンドを装着することによって腕の動きもトラッキング可能なのだが、フィンガーコントローラーと専用アームバンドはともにスマホとBlueToothで接続して10時間の連続使用に耐えられる。
同コントローラーは、VIVEコントローラーやOculus Touchには不可欠な外部トラッキングカメラが不要なので、VIVEのようにコントローラーの使用範囲を気にせずとも使うことができる。
対応しているVRヘッドセットは、Gear VR、Google CardBoard、Google Daydream Viewといったモバイル型はもちろんのこと、Oculus RiftとVIVEでも動作する。
同コントローラーの開発用APIも公式サイトから取得可能であり、Day Dream、Leap Motion、そしてSteamVRに対応したジェスチャー・クリエイション・ツールも提供する予定だ。
プレオーダーはすでに公式サイトから可能となっており、価格は$238、出荷時期は2016年12月頃とのこと。
Finch VR公式サイト
http://finch-vr.com/
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