株式会社バンダイナムコエンターテインメントが手掛けるVRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」。


ゲームセンターに置いてあるような既存の筐体とは一線を画し、最新VR技術と体験マシン開発技術を掛け合わせることで、新たなエンターテインメントの提供を目指している。


顧客は”研究の体験者”となり、全6種類の最新VRアクティビティを体験することができる。


4月15日(金)のグランドオープンを前に、何とか事前体験のチャンスを手に入れたので実際に体験した各アクティビティの紹介をしていこうと思う。


©2016 NAMCO All rights reserved.


 


 


全6アクティビティを一挙ご紹介!


極限度胸試し「高所恐怖SHOW」


ビルの高層階に突き出た板の先にいるネコを助けるため、歩いていく単純なアクティビティなのだが、その一歩がなかなかでない。頭ではVRと理解していてもVR上の動きと実際の行動が連動しているため臨場感が高く、まるで本当に突き出た板の上を歩いているような感覚に陥り、スリルは満点。


©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.


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VRヘッドデバイスはHTC Viveを採用しているため正確な位置トラッキングを実現しているだけでなく、独自に手・足用のセンサーも数十台設置することでより精巧でリアルな動きを実現している。


 


スポーツ走行体験マシン『リアルドライブ』


本アクティビティはVRゴーグルを着用しないドームスクリーン(楕円形型スクリーン)を用いたレーシングゲーム。


車の振動や車体同士がぶつかった際の衝撃は、ウーハー(低音再生スピーカー)とシリンダーを組み合わせて再現しているらしいが、そのパターンは豊富でどんなシチュエーションにも対応しているため、リアルな走行感を体験できる。


All trademarks and copyrights associated with the manufacturers, vehicles, models, trade names, brands and visual images depicted in this game are the property of their respective owners, and used with such permissions.
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.


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またドーム型スクリーンを用いた一般的な筐体だと、端が少し歪んでいたりするものだが、本アクティビティは細部までこだわって作っており、その辺も抜け目ない。


グラフィックが少しだけ荒い(?)かなと感じた部分とドライブシミュレーター的な立ち位置のため、操作が初心者に難しい点の除けば非常にクオリティが高い。ぜひ、体験すべきアクティビティだと感じた。


 


ホラー実体験室「脱出病棟Ω(オメガ)」


廃墟と化した病棟内を車椅子に乗り、ゾンビから逃げるホラーゲーム。


2~4名での同時体験になるのだが、本アクティビティで特筆すべき点はコミュニケーション要素。


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誰か一人がゾンビに捕らわれてしまった際、みんなで声を掛け合いながら閉じ込められている部屋まで進み、助け、脱出を図る流れは盛り上がること間違いない。


右手で懐中電灯の光を操作でき、左のレバーで車椅子を前後操作できるのだが、体調が悪かったり、酔いやすい体質だと後退動作で少し酔ってしまうかも・・。ただ、酔いやすい筆者でもあまり感じなかったので、体調さえ良ければガンガン体験してほしい。


 


急滑降体感機「スキーロデオ」


直滑降で雪山をスキーで下るスポーツゲームなのだが、斜面の雪具合(アイスバーンや多積雪)で足の負担が変動するため、ゲームセンターにあるようなタイプの体感ゲームよりリアル。


©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.


ただ、結構疲れてしまう(笑) 動作が激しく酔いも回りやすいと聞いたが、酔いの面は正直あまり気にならず、とにかく筋肉を使うので下半身がこの記事を執筆しているタイミング(体験9時間後)で既に筋肉痛・・・。体力に自信がある人にオススメです(笑)


 


VR鉄道運転室「トレインマスター」


VR版電車でGO的なアクティビティ。電車の振動もリアルドライブ同様、ウーハーとシリンダーで再現しており、電車感満点。


JR東日本商品化許諾申請中
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振り向くと疲れたサラリーマン達が見え、急ブレーキをすると驚き、ぐらつく姿が見えるのはシュールだった。


VRである必要性は少し(?)な部分はあるが、一つのアクティビティとしてはすごく面白い体験だった。


 


VRシネマティックアトラクション「アーガイルシフト」


ロボットのコックピットに乗り込み巨大ロボットを殲滅するFPS。いきなり登場する過激な衣装の女性につい目を取られがちだが、VRと言えばシューティングと言われるほど定番中の定番なので、実に相性がいい。


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照準は自分の眼で合わせながら、両手に持った操作機のトリガーを引くとマシンガンを連射でき、まるでガンダムのコックピットから攻撃しているような疑似体験ができる。


もう少し体験時間が長ければ・・・と思えるぐらいゲーム好きにはオススメの一作だった。


 


 


本イベントを通じて、新たな角度のエンターテインメントアプローチを垣間見ることができた。これが次世代型エンターテインメント施設なのかもしれないと感じるほど新しい体験が多かった。


ただ、研究施設と銘打っているだけあり、今後どのような展開になるかはまだ不明のようだ。だからこそ、ぜひこのタイミングで足を運んでほしい。もしかしたら、同じアクティビティは体験できないかもしれないから。


既に体験予約は開始されているが、どの日も満員が続いているため、根気よく公式HPを確認しながら予約を取って参加してほしいと思う。


VR ZONE Project i Can概要





































店舗名VR ZONE Project i Can
実施期間2016年4月15日(金)~10月中旬
営業時間10:00 〜 21:00
住所東京都江東区青海 1-1-10ダイバーシティ東京プラザ3F
対応年齢13歳以上(13歳未満のお子様はVRアクティビティのご利用ができません)
料金お一人様 1回651~930バナコイン(700円~1,000円)※アクティビティにより異なる

・入場無料

・本施設のご利用は「バナコイン」でのお支払いとなります。「バナコイン」はバンダイナムコグループの様々なサービスを利用できる電子マネーです。施設のエントランスにてご購入(チャージ)してご利用いただけます
ご利用方法予約制
公式HPhttps://project-ican.com/

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情報提供元: VR Inside
記事名:「 開催直前!ネクストゲーセンはVRアクティビティが楽しめる「VR ZONE i Can」なのか!?