VR作品『DOGU 美のはじまり』再上演！東京国立博物館で10/1まで
独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センターと凸版印刷株式会社は、6月14日「TNM＆TOPPAN ミュージアムシアター」にて国宝土偶の美を体感するVR作品『DOGU 美のはじまり』の再上演を開始しました。
『DOGU 美のはじまり』再上演へ
『DOGU 美のはじまり』は、国宝土偶に指定されている「合掌土偶」（青森県八戸市風張1遺跡出土 青森・八戸市蔵）、「仮面の女神」（長野県茅野市中ッ原遺跡出土 長野・茅野市蔵）、「縄文の女神」（山形県舟形町西ノ前遺跡出土 山形県蔵）、「中空土偶」（北海道函館市著保内野遺跡出土 北海道・函館市蔵）、「縄文のビーナス」（長野県茅野市棚畑遺跡出土 長野・茅野市蔵）の5体について、バーチャルリアリティ技術で美しく再現された土偶の姿を細部まで鑑賞することができるVR作品であり、2023年6月14日から10月1日まで東京国立博物館 東洋館内「TNM＆TOPPAN ミュージアムシアター」で再上演がスタートしました。
縄文時代はおよそ1万3千年前から約1万年続き、これまで日本で発見された土偶は約2万点にも上りますが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点で、それら5体の国宝土偶が、本作で一堂に集結します。
高精細デジタル撮影、立体形状計測を通して取得したデジタルデータを活用し、それぞれの土偶特有の表面の細かな文様や、実物では見ることが難しい部分も詳細に再現されています。
重要文化財「遮光器土偶」を模したキャラクター「シャコちゃん」とナビゲーターの案内により、縄文人の精神性、造形力、そして美意識が遺憾なく表現された国宝土偶に込められた想いを感じ、存分に楽しむことができます。
複製に触れる体験も
本作品上映期間中、重要文化財を含む土偶3体、「遮光器土偶」「みみずく土偶」「土偶」の複製が展示されています。
三次元計測技術を用いて形状を精確にデジタル化したデジタルアーカイブデータを活用し、東京国立博物館の研究員の監修のもと制作されており、精確な形状を再現してあるため、それぞれの土偶の特徴的な形状や実物の重さを体感することができ、VR作品の鑑賞とあわせて体験することで、より土偶に対する理解を深めることができます。
夏休みこどもウェルカムキャンペーン
また7月26日から9月24日の期間、通常300円の小学生の鑑賞料金が無料になる、夏休みこどもウェルカムキャンペーンが実施されます。
東京国立博物館の展示室とミュージアムシアターを巡回し、VR鑑賞や実物鑑賞、形だけではなく重量も再現した複製品に触れることでより土偶の魅力を体感でき、夏休みの自由研究のテーマ探しにも役立てることができそうです。
＜上演案内＞
・場所
東京国立博物館東洋館地下1階 TNM＆TOPPAN ミュージアムシアター
・期間
2023年6月14日（水）～10月1日（日）
・上演日時
【水・木・金】12：00、13：00、14：00、15：00、16：00
【土・日・祝・休日】11：00、12：00、13：00、14：00、15：00、16：00
＊所要時間約35分、 各回定員90名
＊上演スケジュール、定員は都合により変更する場合があります。
・鑑賞料金
高校生以上：600円
中学生・小学生：300円
※夏休みこどもウェルカムキャンペーンの期間中は小学生無料
未就学児、障がい者とその介護者各1名無料
＊チケットは、シアター前券売機で購入してください。
＊開演時間までにチケットをお買い求めください（当日券のみ）
＊高校生を除く18歳以上70歳未満の方は、別途博物館入館料が必要です。
まとめ
VR作品『DOGU 美のはじまり』の再上演が、「TNM＆TOPPAN ミュージアムシアター」にて6月14日よりスタートしました。
国内にたった5体しかない国宝土偶が一堂に集結し、VR技術を用いて細部まで美しく表現されているため、楽しみながら土偶に対する理解を深めることができそうです。
また夏休みこどもウェルカムキャンペーンも開催されるということなので、家族揃って足を運んでみるのも良さそうですね。
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