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「日本文化財VRミュージアム」とは、ジーン社と相互技研社が手掛ける”文化財の新しい鑑賞スタイルを実現する”VRアプリケーションです。
本アプリを活用することで、日本全国各地の様々な”文化財”を、まるで手に取るように『持って』自由に鑑賞しているかのような体験が提供されるVR博物館に仕上がっています。
VR博物館内に展示される文化財はフォトグラメトリにより、”本物そのまま”の超高精細3Dモデルで再現されています。
リアルな博物館での文化財鑑賞には
・触れることができない
・置かれた状態でしか見ることができない
・ガラス越しにしか見ることができない
という物理的な制約が存在します。
しかし、「日本文化財VRミュージアム」ではVR空間であることから物理的な制約を受けないため
目の前で自由なアングルで、裏側や内側まで文化財を鑑賞できる
という特徴があります。
さらに、『懐中電灯』や『ルーペ』、『断面表示器』といった機能により、リアルではできない”詳細な観察”をすることもできます。
この「日本文化財VRミュージアム」が今月25日よりSteamにて無料配信が開始されています。
本アプリを活用することには
・普段は非公開の文化財でもVR空間内では常時公開できる
・展示スペースを気にせず多数の文化財を展示することができる
というメリットもあり、来館者には『文化財に対するより一層の興味関心を引き起こす』、博物館など文化財所有者には『話題喚起や来場者の満足度向上による来場者増加に寄与する』ことが期待できます。
「日本文化財VRミュージアム」には現在、貴重な文化財を“触る”体験ができる『ルーム』が5つあり、ルームによってはちょっとした”お楽しみ機能”も実装されています。
手裏剣など忍者道具を展示しています。
縄文土器が展示されています。
石棒を中心とした展示が行われています。
元寇船が展示されています。
屏風絵が展示されています。
また、5月には新しい『ルーム』として『唐古・鍵遺跡ルーム』の追加が予定されるなど、今後も順次、追加が計画されています。
岩櫃真田忍者ミュージアム“にんぱく”には、「日本文化財VRミュージアム」の『にんぱくルーム』を体験できる機器が常設されています。
また、3月5日には山梨県立考古博物館において『山梨県立考古博物館ルーム』の体験イベントが実施され
・実際に展示室で見た縄文土器を“手に持って”、自由に向きを変えながら観察できる
・土器の断面形状も見ることができる
・土器の中に入る体験もできる
というVRならではの体験に、参加者からは”驚きの声”や、”本物を見るだけでは気づくことのできなかった土器の特徴に気が付いた”といった感想が寄せられています。
山梨県立考古博物館では、今夏以降常設で機器を設置し、『山梨県立考古博物館ルーム』をいつでも体験できるように準備が進められています。
VR空間で文化財を“手に持って”じっくり鑑賞するという、文化財の新しい鑑賞スタイルを実現するVRアプリケーション「日本文化財VRミュージアム」が、Steamにて無料配信されています。
いろいろな角度からだけでなく、中や断面まで好きなように見ることができるなんて、このアプリが日本国内だけでなく、様々な国の博物館に広がり、いろいろな文化財を見ることができるようになるといいなと感じるニュースですね。
ソース:プレスリリース[@Press]
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