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VR演劇「Typeman」とは、『Typemanを演じるアクター』と複数の『体験者』が”メタバース空間”に構築された1つのバーチャルワールドに入り、
・間近でアクターの実演を鑑賞する
・アクターと体験者がコミュニケーションをとりながらストーリーを進める
といったことを楽しむことができる演劇型のコンテンツです。
WOWOW社とCinemaLea社が共同制作にあたった上演時間25分の本作品は、VRアニメーション「Beat」「Clap」に引き続き、WOWOW Labの活動の一環として外部クリエイターと共同開発されています。
「Typeman」は、VRアニメーション監督の伊東ケイスケ氏が監督を、映像プロデューサー兼物語作家の中嶋雷太氏がストーリー・ライターとストーリー・コンストラクターを、森下唯氏が音楽を、また振付師のYAMATO氏がアクターと振付をそれぞれ担当しています。
世界は常に変化し、私たちは突然今までとは異なる価値観の世界で過ごさなければいけなくなることがあります。
この作品は、そんな新しい世界との向き合い方を、一歩立ち止まって考えてみる作品です。
Typemanはこれまで多くの人間に必要とされ、期待や喜び、悲しみを分かち合い、ともに時間を過ごしてきました。
しかしいつしか人々から忘れられてしまい、自分の存在意義を見失ってしまいます。
体験者は古びたアパートの一室で、そんなTypemanと出会います。
あなたは初めてTypemanと向き合ったとき、彼に対してどんな感情を抱き、どのような行動をするでしょうか。
その世界で誰かの存在に気付いたとき、あなたはここにいる意味を考え始めるでしょう。
WOWOW Labとは、WOWOW社単独では実現することが難しい取り組みを、”クリエイター”や”エンジニア”、”技術系スタートアップ企業”などといった外部と積極的に連携することで継続的に実現させるための枠組みとなっています。
その狙いは『コンテンツに関わる新しい技術の実験や試験を行ない、お客様に向けた新しいコンテンツ・サービスを生みだすこと』となっており、新しいエンターテインメントを生み出しています。
『ルミエール・ジャパン・アワード 』とは、先進映像協会日本部会(AIS-J)が主催し、2011年から開催されている表彰活動です。
『日本における良質なコンテンツの拡大と品質向上を図ること』を目指しており、日本国内で制作および公開された先進的な映像作品の中から優れた作品を表彰しています。
今回『ルミエール・ジャパン・アワード 2022』のVR部門で表彰されたことは、2020年の「Beat」、2021年の「Clap」の優秀作品賞に続く三年連続となっていて、2022年の今年は準グランプリを受賞しています。
WOWOW社およびWOWOW Labは、今後も新しい技術を積極的に取り込み、より深い映像体験を生み出したいとしています。
『ルミエール・ジャパン・アワード 2022』のVR部門で、WOWOW社とCinemaLea社が共同制作したVR演劇「Typeman」が準グランプリを受賞しています。
演劇といえば見るものでしたが、VRを組み合わせることで一緒に体験するものに変化し始めているなんて、ぜひ体験してみたくなるニュースですね。
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